心は空気で出来ている

空気を読むな、呼吸しろ。

家族内でしか通用しない超ローカル語の存在

 ひかりTVが2ヶ月無料でお試しいただけますって電話がかかってきたので、チューナーを送ってもらいました。僕も息子も大好きなトムとジェリーが72話無料で見られるので、チューナーを繋いでからほぼ毎日トムとジェリーを見続け、全72話を観了しました。(ハンナ・バーベラのバージョン)

 その72話中、知らない話がひとつもないことに気が付きました。なんならまだ他にも知ってる話(ジーン・ダイッチのバージョン他)があるけどこの72話の中には入ってなかったよねくらいなもんです。ということはおそらくトムとジェリーだけで100話以上のストーリーを覚えていることになり、トムとジェリーの間にやってたテックス・エイヴリー(ドルーピーとか作った人)のアニメも含めたらもっと数が増えるわけで、どんだけトムとジェリー見てたんだとセルフツッコミをご褒美したいごくまです。

 さてタイトルにもあるとおり、家庭内でしか通用しない超ローカル語の話です。というのは、とあるイベントで帰りが遅くなって、息子を風呂に入れる時間を短縮しようと思ったとき、頭と体を洗ってちょっと湯船に浸かったらすぐ出るという風呂の入り方(いわゆるカラスの行水的な?)を、僕の実家では「ドボンシュ」と呼んでいたのを思い出したのです。

 ドボンと入ってシュッと出るから「ドボンシュ」。なんと安直かつ単純な言葉でしょうか。今日はちょっと熱があるからドボンシュで、みたいな使い方をしていたと思います。たしか小学生の頃に母や姉と使っていた記憶があります。

 これが家族内でしか通用しない造語であることは、小学生の僕でも理解していたので、外で使うことは決してありませんでした。よく、母親や父親が使う方言を標準語だと思って使っていたら、自分が暮らしている地域ですら通じない言葉だった、というパターンは聞いたことがあります。母親や父親が、もともとその地域の人ではなかった場合にありがちな現象ですよね。

 だけど「ドボンシュ」に関しては方言ですらない。家族内のやり取りの中からたまたま生まれた造語です。こういう言葉って、たぶん他の家庭にもあると思うんですよ。たぶん。ないですか。

 さらに、母親とだけ、あるいは父親とだけ、兄弟の間だけで通じる言葉みたいなものもあり得ますよね。家族内のさらに限定された関係の中でのみ通じる言葉。こうなるともうローカル語というよりは隠語に近い。でも隠語というのはもともと部外者に内容を知られたくないとか、仲間意識を強めるという目的があると思うんですが、この超ローカル語はそういう意図すらない。共通認識に基づいて、たまたまできてしまった言葉なんですよね。

 そんな超ローカル語をアンケートとかで集めてみたら面白いんじゃないかと思ったんですけど、面倒なので僕はやらない。誰か興味のある人がやってくれないかなーと思いつつ、今日はこのへんで。もしかしたら既に研究してる人がいるかも!?いないか。

 以上!