妹、旦那さん、結婚40周年おめでとう

明日21日は妹の誕生日だ。10月18日は妹の旦那さんの誕生日だった。旦那さんはごいさんと同い年で妹は2つ下だ。2人の息子を育て3人のかわいい孫からは「じじ、ばば」と慕われて幸せそうだ。遊びに来ると疲れるから嫌だ嫌だと言うのだが、せっせとご馳走を作ったり遊んであげたりと嬉しそうだ。

母親はいつも働いていたので小さい頃は妹のお守りがごいさんの仕事だった。だから何をするにしてもいつも一緒。足手まといで目いっぱい遊びたいごいさんにとっては極めて邪魔な存在だった。だから喧嘩もしょっちゅうだ。泣き虫の癖に気が強い。それに口が立つ。喧嘩すると最後は大抵ごいさんが手を出してジ・エンド。妹が悪くても叱られるのはいつもごいさんだった。毎日のように喧嘩をして、よく兄妹関係が続いたものだと思う。だからだろうけれど、彼女はごいさんのすること考えることはすべてお見通し。今や一番の理解者だ。

ずっと妹の幸せを願ってきた。二人で寂しい思いや辛い思いもしてきたから、妹には幸せになってもらいたかった。そういう点では、本当に素晴らしい旦那さんを掴まえたものだ。妹にとって人生で一番の手柄だろう。とにかく優しい旦那さんだ。いつも妹のことを一番に考えてくれている。

妹は結婚すると同時に迷うことなく会社を辞めて専業主婦になった。小さい頃に親がいなくて寂しい思いをしたからだろうか。子育てに専念した。数字の計算はじんましんが出るほど大の苦手だが、家計のやりくりは母に似て上手かったようだ。そうやって愛情いっぱいに育てられた子供たちは心優しい青年になった。これもお手柄だね。

妹が結婚する頃にかぐや姫の「妹よ」と加山雄三の「僕の妹に」という曲が流行っていた。どちらの曲も好きだけど、妹には、加山雄三の方が似合っていると思う。その頃の自分の心を表しているかのような歌で、よく口ずさんだものだ。

「ぼくの妹なら愛ひとすじに生きぬいておくれ ………… 小さい頃ぼくを慕って駆けてきた君よ ………… どんな時にも優しいまごころなくしてはいけない ………… ぼくはただ君が幸せならいい」

この31日が彼らの結婚記念日だ。妹がごいさんのところから離れていって40年になる。その頃心配したのが嘘のように今は幸せだ。妹がそんな素敵な人生を送れているのもすべては優しい旦那さんのおかげだ。高校を出てすぐに働いたが、会社では同期の大卒の人たちよりも信望があるという。明るく社交的で、見るからに温かみが感じられる。

昔の記事にも書いたが、そんなしょっちゅう喧嘩ばかりして邪魔者みたいな妹が、実は自分にとって大切な存在だった。もし妹がいなかったらと考えても何も思い浮かばない。妹がいて今のごいさんもある。そうしてもう60年以上兄妹の関係を続けている。

では改めて、「誕生日、おめでとう。」「旦那さんも誕生日おめでとう。」そして「結婚40周年、おめでとう。」「これからもずっと幸せにね。」

 

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