複数の画像ファイルを1つのPDFファイルに変換する
勉強会向けに作成したスライド。皆さんはどうなさっていますか?
やっぱりslide shareで公開したりしているのでしょうか?
僕はまだ2度しか発表したことがありませんが、その資料というのが…画像ファイルなのです。
*1
これでは勉強会の資料としてslide shareにアップロードすることはもちろん、直接、自分のブログに掲載することもできません*2。
そこで複数の画像ファイルを1つのPDFファイルにまとめられないか調べてみました。
僕の環境はMac OS X Lionなので、そのことも含めて調べてみると「Autometorを使って…」という記事が多くみつかりました。
MS Officeや秀丸で言うマクロのような自動処理プログラムを簡単に作るためのアプリケーションということでしょうか。
たくさんの方がブログで取り上げているので、Autometorを使って実現することは難しくはないと思うのですが、興味や疑問が発散するという意味でハマりそうだったので、もうちょっと簡単に作れないか調べてみました。
Mac OS Xの場合、Adobe Acrobatを使わなくても、色々なデータからPDFを出力することができます。画像ファイルからPDFを出力することもできます。手順は次の通りです。
- 画像ファイルを[プレビュー]で開く
- [ファイル]メニューから[プリント…]を選択
- [PDF]プルダウンから[PDFとして保存]を選択
この機能があるのなら、複数の画像ファイルを1つのPDFファイルに出力することもできるんじゃないかと思って試していると…できました。
1. Finderでファイルが格納されているディレクトリを表示
2. PDFにしたいファイルを選択
3. コンテキストメニューを表示し、[このアプリケーションで開く]から[プレビュー]を選択
プレビューが起動する
4. サムネールの表示
[表示]メニューから[サムネール]を選択
5. PDFにしたいファイルがページ順に並んでいることを確認
希望した順番でない場合は、ドラッグして入れ替える
希望のファイルを全て読み込めなかった場合、Finderからドラッグして追加できる
6. サムネール欄に表示されているファイルを全て選択
サムネール欄にて[⌘+a]で全て選択できる
7. [ファイル]メニューから[プリント]を選択
ショートカットキーは[⌘+p]
8. 出力される向きを選択
プレビューに表示されている向きが希望通りでなければ、[方向]欄のボタンで向きを変える
デフォルトの向きは縦向きなので、スライドが横長の場合*4、向きを変える
9. [PDF]プルダウンから[PDF]として保存を選択
プルダウンはダイアログの左下、[?]ボタンの右にある
10. 結合したファイルを保存
[保存]ダイアログが表示されるので、結合したPDFファイルの名前、格納する場所などを指定して[保存]ボタンをクリック
PDFファイルの完成!!
Autometorでワークフローを作った場合、あらかじめソート順を考慮したファイル名にする必要があると思いますが、今回の方法なら後から自由に変更出来ます。
OSに標準でインストールされているソフトウェアでここまでできるとは。
ちなみに、画像ファイルを作成するならCacooがおすすめです。
直感的に操作しやすいし、ステンシルもいい感じ。
*1:画像ファイルをブラウザで表示して発表するという…
*2:不可能ではありませんが…ですよね。
*3:http://www.apple.com/jp/macosx/apps/all.html
*4:次回は縦長のスライド作ってみようかな。プロジェクタが対応しているかが問題か。