Go Down Gamblin' ver.6

私taipaが趣味の世界からお送りします

支出削減は生活の見直し

12月14日土曜日、八千代ロードレースが終わり、体調も少しずつ戻ってきた。今週はずっと晴天ながら、北西の季節風が強い。最高気温は10℃を上回るのだろうが、日陰にいると零下ではないかと思うほどの体感気温。

今週はあまり長い距離は走らず、インターバル的に5km中心。km6分ちょっと。5分台はなかなか出ない。でも、ガーミンによると私の1kmベストは5分41秒である。1kmだけ走った訳ではなく5~10km走った中で出たタイムだから、練習すればこのラップは出るはずである。

1月の大会は5kmと10kmなので、その準備でいろいろ試行錯誤している。「速く走るより楽に走る」がモットーだが、自分が写った動画をみると、いかにも歩幅が狭く非効率に見える。

それでAスキップのドリルに取り組んでいるが、なかなかうまくできない。でも、下手なのは当り前で、できないから練習するのだ。

 

千葉ニュータウンのCATV終了・NTTフレッツ移管とWindows 11対応(DELLパソコン導入)を皮切りとして、冷蔵庫買い替え、車の故障・修理、近々しなければならない車の買い替えと、予期せぬ経費が次々と発生してしまった。

そうでなくても、年末から年明けにかけては毎年赤字である。世の中すべて値上げの嵐で、資金繰りは厳しくなる一方である。デフレ脱却だの温暖化防止だのやめてほしいと思う。

経費削減は喫緊の課題で、今すぐ取り組まなければならない。眠れない夜を数日過ごした後、これまで続けてきた生活のリズムを変えざるを得ないという結論に達した。

リタイア前から今まで、基本的に生活自体は似たようなものだったけれど、いよいよそういう訳にはいかなくなった。考えてみれば、働いていないのに働いている時と同じ生活を続けられるはずがない。

 

まず2021年から続けてきた糖質制限。基本コンセプトは必要なカロリーを炭水化物でなくたんぱく質で摂るということである。炭水化物は消化されて糖になるからだが、カロリー当たりの値段は炭水化物とたんぱく質では全然違う。たんぱく質は高く炭水化物は安い。

ここまで急激に地球の人口が増えたのは、公衆衛生の改善・医療の進歩も大きいけれど、それ以上に人口を養えるだけの食糧が確保できるからである。肉にしろ魚にしろ、たんぱく質で数十億の人間が必要カロリーを確保するのは難しい。安価で大量生産できる炭水化物が必要なのである。

地球レベルと同様のロジックが家計レベルにもあてはまる。使えるおカネが少なくなれば、たんぱく質の確保は難しくなる。はっきり言えば、買えなくなる。どうしても、炭水化物に頼らざるを得ない。となると、糖質制限を続けるのは難しいということになる。

米国で肥満人口が多いのは、民族的な体質の問題もあるけれども、ジャンクフードを食べ過ぎるからである。ジャンクフードは炭水化物と糖質でできている。ポテチが体に悪いのは、油が多いからではなく原料も調味料も糖質でできていて、すべて中性脂肪になるからである。

しかし、ジャンクフードは安い。ドーパミンを出すのはポテチよりステーキだけれど、ステーキは高くポテチは安い。糖質制限をやめるのはステーキからポテチにするのと同じことだが、背に腹は代えられない。できる範囲で工夫しなければならない。

週に一度のワイン、月に一度の山歩き遠征も、見直さざるを得ない。ワインは十数年来の値上がりによりグレードを落とさざるを得なかったが、今後はグレードとともに回数も減らさなくてはならない。一晩で2~3千円は年金生活者には許されない贅沢のようである。

これまで、おいしくないワインは飲まない方がましと思っていたけれど、本当に、飲まないかグレードを落とすかの究極の選択となりつつある。かつて2000円程度だった一流シャトーのサードワインが倍に値上がりし、千円程度で買えてそこそこの味のワインを探すのは至難の技だったが、千円以下ともなると困難ではなく無理である。

山歩きもひと月一度のペースで遠征していたけれども、今後どうするか考えなくてはならない。ここしばらく、公共交通機関が高いのでマイカーで往復できる筑波山系が多かったが、この間のように故障すると節約のつもりが大散財になる。年齢的にも、そろそろ遠出は危ないかもしれない。

公共交通機関しか使えないとなると、電車代・バス代がかかることも痛手だが、登山口に到着するのがどうしても遅くなる。日帰りできたところが泊りがけとなると、さらに費用が増える。山歩きはおカネのかからない楽しみだと思っていたけれど、そんなことはないのであった。

(この項続く)

 

公共交通機関を利用した登山は、電車代・バス代が高い上に、登山口に着くのがどうしても遅くなる。日帰りできないとなれば、さらに費用が増える。(写真は高尾山駅)

 

 

p.s. 年金生活の過去記事、バックナンバーはこちら。

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