話題の「UberEats」6ヵ月で200万円稼いでわかったこと

気になるふところ事情を大公開
新形態の「出前」として話題のUberEats(ウーバーイーツ)。タクシー配車サービスなどで世界的に有名なウーバー・テクノロジーズ社が、日本で2016年9月から開始したオンラインフードデリバリーサービスだ。スマートフォンのアプリでマッチングされた配達員が料理を届けるという、その就労形態に特徴があり注目されている。果たして儲かるのか、配達員の生の声を聞いた。

暇つぶしで始めたら

私は美大を卒業してからというもの、医療の受付事務やイベントの設営、家電の配送、ディスカウントショップの店員など、いろいろな仕事を経験してきましたが、なかなか夢中になれるものは見つかりませんでした。

自転車のメンテナンスは必須

【写真はこちら】UberEats配達員の日常

UberEatsについては企業セミナーなどで見聞きしていましたし、「稼げる」という噂や自転車で街乗りをするのが趣味であったので、かねがね興味はもっていました。ただ、当初は「面白い発想のビジネス」くらいの他人事でした。

そんなある日、就職活動の合間のアルバイトのつもりで何気なくUberEatsをはじめてみると、初日の7時間で1万円ほど稼げてしまったのです。意外に稼げるということ、そして想像以上に巧妙なシステムの仕組み、様々な人のライフスタイルと価値観に触れ、よりいっそう興味を持ちました。なにより趣味の街乗りがそのまま仕事になったような感じで、こんなに楽しい気持ちで毎日仕事ができたのは初めての経験でした。

 

UberEatsはこんな仕組み

注文から配達の流れは、以下のとおりです。

(1)注文者がスマートフォンアプリで注文
(2)オーダーを受け取ったレストランが調理を開始
(3)AIが近所にいる配達員を選定しリクエストを送信
(4)リクエストを受理した配達員がレストランまでピックアップに向かう
(5)ピックアップ後にはじめて注文者の住所情報が明かされ配達する

1km程度の距離ならば注文から15分ほどで配達できてしまうこともあり、うまく機能すれば非常に効率的な配達システムであるといえます。

注文者、店舗、配達員は、それぞれ評価をつけあうことが出来る仕組みになっています。元請け下請けという上下のカタチではなく、それぞれがフェアな関係性を築くことをコンセプトに設計されています。

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