民主党政権「終わりの予感」
何もできない、何も決められない人たち国民の足を引っ張る政治かな
蓮舫は言った「私がやったほうが・・・」 仙谷は言った「解散の準備を・・・」
政治に限ったことではないが、バカなことは長続きしない。どこかで必ず終わりが来る。国民の足を引っ張り続けた民主党劇場もそろそろ終わりの時が近づいている。悪い夢を見た。それだけのことだ。
政治は漫才じゃない
政治とはあまりにも重要な事柄なので、政治家に任せてはおけない---と言ったのは、フランスのシャルル・ド・ゴール元大統領だという。結局、その格言は真実なのかもしれない。
たとえば鳩山由紀夫前首相である。引退するはずがそれを撤回し、国民を呆れさせたばかりだが、まるで懲りていない。とくに、側近の平野博文前官房長官が一緒にいると、軽い口がますます軽くなる。
10月29日に大阪市内のホテルで行われた、平野氏の政治資金パーティの後もそうだ。
このコンビは記者たちの前で、現在の菅・仙谷政権に対し、言いたい放題。オフレコだと、とんでもない話を連発してくれることで知られる二人だが、今回もまた、ある意味で期待を裏切らなかった。
鳩山 日中関係は壊れているね。
平野 前原(誠司外相)さん、頭はいいんだけど、落としどころを考えないと。「偽メール事件」のこともあるし。
鳩山 私たちがやってたら、日中関係もこんなことにはならなかったのに。
平野 鳩山さんは温家宝首相とパイプがあった。だから、忸怩たる思いを持っているんですよ。
普天間問題で日本を大混乱に陥れた、アンタらが何を言うんだ・・・という突っ込みは、この際さておく。ともかく彼らは、菅政権に対する不満が相当に溜まっているらしい。
話は、官邸職員が恐喝未遂容疑で逮捕され、官邸に警視庁の家宅捜索が入った事件に及び、そこではこんなやり取りが飛び出した。
平野 家宅捜索なんて、情けない話だよね。そんなみっともないことさせなくても、何とかなったでしょう。
鳩山 いっそのこと、官房長官室も捜索してもらえばよかったのに。そうすれば、「小沢の野郎をやっちまえ」なんていうメモが押収されたかもね(笑)。
菅直人首相も仙谷由人官房長官も、この二人にだけはバカにされたくはなかったろう。しかし、現実には大いにバカにされている。
そして、そう思っているのは、いまや彼らだけではない。同じ閣内、党内でも、現政権に対する不満と不安は、どんどんと高まっている。そして何より、心がすっと冷えていく感覚を味わっているのは、国民だ。
最近、菅首相が首相官邸内で、怒鳴り散らしているシーンが目撃された。