2025.01.11

滝沢秀明、もはや能力の限界か…新グループに残された「大きな懸念」と「ジャニーズの呪縛」

滝沢秀明氏率いる芸能事務所「TOBE」の勢いを見せつけられた2024年後半。旧「ジャニーズ事務所」(現「STARTO ENTERTAINMENT」)所属のタレントが出場しない昨年大晦日の『紅白歌合戦』(NHK)に、初出場を果たした「Number_i」も大きな注目を集めた。しかし、一方で旧ジャニーズ所属時代に築き上げた人気をそのまま引き継ぎ、辞めジャニの“受け皿”になっているだけなのでは、という指摘も否定できない部分がある。滝沢氏のマネジメント手腕はどのようなものなのだろうか。

記事前編は【「Number_i」がCMで荒稼ぎ、紅白初出場も…滝沢秀明の手腕に「疑念」が残る「納得の理由」】から。

TOBE、2組の新グループにまつわるモヤモヤ

滝沢氏にタレントの育成能力やプロデュース能力がないと言いたいわけではありません。

たとえば2020年1月に華々しく同時デビューした「Snow Man」と「SixTONES」は滝沢氏が手掛けたグループ。特に近年絶大な人気を集めるSnow Manは、いまや「SMAP」や「嵐」に次ぐ“ポスト国民的アイドルグループ”の位置におり、滝沢氏の手腕のすごさを証明したと言えるでしょう。

photo by gettyimages
 

そして、そんな滝沢氏率いるTOBEには旧ジャニーズからの移籍組だけではなく、TOBEのオーディションに合格した少年たちで結成されたグループも2組います。

ただ、結成して間もないこともあり、まだ人気も知名度も低めなのは仕方がないことでしょうが、2組ともモヤモヤさせられる懸念材料があるのです。

まず昨年3月に結成された5人組グループ「wink first」。まだ“研修生”という扱いではあるものの、旧ジャニーズ移籍組ではないTOBE初のオリジナルグループとして注目を集めましたが、彼らの年齢やビジュアルが業界内やファンを少々ざわつかせました。

なにせwink firstの5人はまだ小学生と中学生。結成当時11歳~13歳で、見た目もその年齢相応の幼さを感じさせる少年たちだったのです。

よくも悪くも滝沢氏はストレートにジャニーズイズムを継承している、そう感じた業界人やファンは少なくなかったでしょう。うがった見方をすれば、滝沢氏の手法は旧ジャニーズ時代と変わっておらず、二番煎じ感が出てしまっていました。TOBEがまったく新しいエンターテインメントを見せてくれると期待していた人であれば、肩透かしを食ったのではないでしょうか。

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