gamepay’s diary 源平日記

『源平物語』など徒然なるままに

箱根の山の神は?ハッピ~坂たすきンと金が新年☆彡

今週のお題「2024こんな年だった・2025こんな年にしたい」

新春恒例の箱根駅伝、第101回の今年ももりあがっていますね。

箱根の山こえ坂こえ金とろー!!101 th

箱根の山こえ坂こえ金とろー!!101 th

新春の東海道~国道1号線などを「関東学生陸上競技連盟」加盟大学の選手たちが襷(たすき)をつないでひた走り、箱根駅伝ミュージアム脇の石碑など、一日目の往路のフィニッシュ、ゴールから、折り返し、二日目の復路がスタートします。

ところで、「関東学生陸上競技連盟」。

この「関東」あるいは「関西」というのは元々「関所の東・西」という意味ですが、関東地方と関西地方は、間に中部・甲信地方など、かなり離れていますよね。

箱根駅伝コース

コース紹介|東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイト

大和朝廷から東・西にそれぞれ三道がのび、うち東の北陸・東山・東海との関門が、越前国(えちぜんのくに。≒今の福井県)の愛発(あらち)・美濃国(みののくに)の不破(ふわ。関ケ原の由来)・伊勢国(いせのくに≒今の三重県)の鈴鹿(すずか)の三關で、今の京都に遷都した平安時代に入り、愛発→近江国(おうみのくに)の逢坂(あふさか・おほさか)の関に移転・後退。これらより西の畿内が「関西」。

そして、元はそれより東が東夷(あずまゑびす)の棲む「関東」、「東国」だったのですが、大和朝廷の統治が安定すると、碓氷(うすい)、足柄(あしがら)の峠・坂に「関」を設け、それより東を「坂ノ東」で「坂東」(ばんどう)と称し、さらに東北へ、「奥羽」との国境に白河(しらかわ)・勿来(なこそ)、さらに衣川(ころもがわ)の関所が新設されていきますが、「坂東」「関東」も固定名詞化したのです。

箱根~国道1号線(東海道)~公時神社~金時山~足柄ノ関所跡
箱根~国道1号線(東海道)~公時神社~金時山~足柄ノ関所跡

東海道の足柄峠越えのルートはのちに箱根ルートへとうつり、関所も設けられました。

その中間に、金時山、公時神社があります。

足柄山で山姥(ヤマンバ)に育てられ、熊と相撲とをとり、鉞(まさかり)をかついで「頼光四天王(らいこうしてんのう)」の一人となった「金太郎」は、「坂田公時」(さかたのきんとき)、本姓は「下毛野(しもつけぬ)公時」がモデルだとみられます。

下毛野氏は近衛府の下士官等を代々輩出してきており、藤原道長(ふじわらのみちなが)の警護をする「随身(ずいしん」)を務め、道長に私的に仕えた源頼光(みなもとのよりみつ)の郎党にもなったのか、

あるいは、伝承のように、頼光の郎党「碓井貞光」(うすいさだみち)こと平貞道(たいらのさだみち)に、出会い、拾われる形で、頼光、そして道長にも仕え、下毛野氏に婿入り養子などでなったのか、いまだ不明です。

「頼光四天王」は、清少納言たちを不意打ちで襲い、その兄弟を殺害したともいわれています。

gamepay.hateblo.jp

金太郎の他には、彼を見出した碓井貞光、そして渡辺綱(わたなべつな)、卜部季武(うらべすえたけ)。

さらに、平井保昌(ひらいやすまさ)が加えられます。

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