エアリスが可愛すぎて尊い「FFVII REMAKE」試遊レポート！

　先日、プレイステーション 4用RPG「FINAL FANTASY VII REMAKE」（以下、「FFVII REMAKE」）のメディア向け体験会が行なわれたが、GAME Watchでは見どころのポイントごとに内容を紹介している。本稿ではティファに続き、アプス戦でのエアリスのバトルシステムにフォーカスした、試遊レポートをお届けしたい。

　エアリスは伍番街スラムに住んでいて、教会で育てている花を売って生活しており、ふとしたきっかけでクラウドと出会うことになる。実は特殊な能力の持ち主で、バトルでも主に遠距離に向けて放つ魔法攻撃がメインとなる。「FFVII REMAKE」では、この遠距離攻撃がかなり重宝することになる。ボスを含めてマップ上に出現する敵は、上空や手の届かない場所にいることが多々あるからだ。

エアリスのたたかうは魔法攻撃。敵が手が届かない場所に居ても攻撃を当てることができる

　バトルが、オリジナル版と⼤きく違う部分と⾔えば、各キャラクターの特性を活かしてプレーヤーが誰を操作するのかが重要になってくることだろう。

　エアリスはバレットと同じく、遠距離攻撃がメイン。さらに魔力が高く強力な魔法を使用できる。攻撃だけではなく、回復での支援でも活躍してくれるので、戦闘が長引くボス戦などではかなり心強い存在になってくれると思う。

敵の動きを一時的に止める魔法「ストップ」など、サポート魔法を装備するのがいいかも

　ボスモンスターのアプスは、頭に2本の角を生やしている。この角と本体それぞれにターゲットをロックオンできるので、角を集中して狙うことで部位破壊できるようになる。アプスは見た目は魔獣で巨体だが、基本的に2足歩行で移動する。そのため近接攻撃だと距離が届かず、頭を狙って攻撃することが難しい。

　そんな時はエアリスを使用することで、特定の部位への攻撃が狙いやすくなる。エアリスは、□ボタンを連打する「たたかう」でも遠距離の魔法攻撃をしてくれる。さらに連続で攻撃することで、複数のターゲットに向けて広範囲の攻撃も可能となる。

　今までは、エアリスといえば主に回復主体で使用するイメージが強かったが、「FFVII REMAKE」では、攻守ともにバランスよく戦ってくれる存在であることは間違いない。バトル中も基本的に敵から離れた場所から攻撃できるので、他のメンバーと比べても敵の攻撃を受ける場面は少なくなるので戦いやすい印象だ。

エアリスの魔法攻撃で弱点を突けば、大ダメージを与えられる

　さらに、△で発動する固有アビリティ「テンペスト」は、長押しでチャージすることで遠く離れた敵へも強力な連続攻撃をすることができる。そして炎が弱点のアプスには、魔法攻撃がかなり有効だ。敵の弱点をいかに突けるかどうかが、バトルの勝利にも大きく関わってくる。

固有アビリティ「テンペスト」はチャージする長さによって威力が増加していく

　アプスが出現する場所は地下下水道。下水を一気に放出して津波を起こす全体攻撃や、高いジャンプ力で天井近くの壁に張り付き、急降下で飛びかかってくるといった、割とトリッキーな行動をしてくる。エアリスはアビリティも魔法系が多いので、アプスが手が届かない場所に移動した時も安全な場所から的確に攻撃することができる。

　アプスは見た目からしてもかなり強敵そうだが、回復をこまめにしてファイアで攻撃するなど戦術を整えておけば、十分落ち着いて戦える相手である。味方全員を回復できるエアリスのリミットブレイク「癒しの風」をここぞという場面で発動できれば、回復の手間を減らし攻撃に集中することができる。

リミットブレイク「癒しの風」

　今回のアプス戦では、エアリスのファイア攻撃がかなり有効だった。アプス戦を試遊する前に、「討伐するのはかなり苦労するかもしれません」とスタッフの方に助言をいただいたのだが、エアリスでアプスの弱点を的確に攻撃できたことで、早々に角も部位破壊でき思いのほか楽に倒せた印象だった。エアリスは回復系のアビリティも充実しているので、ボス戦では特に主力メンバーとなって活躍してくれるだろう。

　そんなエアリスの活躍もあり、試遊会では無事にアプス戦をクリアすることができた。だがボスバトルをプレイして一番印象強く残っているシーンは、討伐した後のエアリスが発したセリフがなんとも可愛かったことだ。体験後もその一言が頭から離れないので、エアリスの癒し効果は絶大である。バトル中にもファイアで攻撃する際に、「アチチだよ」と言ってみたりセリフに擬音語を駆使してくるので、ぜひ本編をプレイした時は、エアリスの会話シーンも楽しみにしていただきたい。

体力を徐々に回復する「リジェネ」。回復サポートとしても、エアリスはボス戦では欠かせない存在