【特別企画】

ポケモン代表・石原氏も登壇。1日2回無料でパックが開封できるカードゲーム「Pokemon Trading Card Game Pocket」配信記念イベントレポート

伊藤沙莉さんや松丸亮吾さん、神尾楓珠さん、パンサーさんなど豪華ゲストによる開封式も実施

【Pokémon Trading Card Game Pocket】

10月30日 配信予定

利用料金:基本プレイ無料(一部アイテム課金あり)

 ポケモンは、10月30日より全世界で正式サービスが開始されるスマートフォン向けゲーム「Pokemon Trading Card Game Pocket」(以下、ポケポケ)の配信記念イベントを、10月29日に渋谷ヒカリエホールで開催した。

 この「ポケポケ」は、発売元がポケモン、カード開発がクリーチャーズ、アプリ開発がディー・エヌ・エーが担当しており、3社で共同開発されたカードゲームだ。

 誰でも気軽に遊ぶことができるように様々な配慮されており、1日2回無料のパックを開封していくだけで、デジタルコレクションを集めていくことができる。また、バトル自体も短い時間でプレイできるように最適化されているところも特徴だ。

 今回のイベントでは、本作の紹介に加えて、10月30日より全国で放映が開始されるTVCMに出演している俳優の伊藤沙莉さんや謎解きクリエイターの松丸亮吾さん、俳優の神尾楓珠さん、お笑いトリオのパンサーなど豪華なゲストも登場した。こちらの記事ではその模様をレポートする。

【【公式】『Pokémon Trading Card Game Pocket(ポケポケ)』サービス開始日決定!】
イベント会場にも「ポケポケ」を試遊できるコーナーが用意されていた

カードパックを開封するワクワク感を軸にゲームを開発

 イベント冒頭の挨拶として登壇した、ポケモン 代表取締役社長・CEOの石原恒和氏。自身も、本作の開発に携わった一員として発売を心待ちにしていたと語る。実は、本作は石原氏が今から29年前にクリーチャーズで開発を行った、「ポケモンカードゲーム」が元になっているのだ。

 「ポケモンカードゲーム」は、93の国と地域で販売が行なわれているが、今回リリースされる「ポケポケ」は、さらに多くの人に届けることを目的に開発がスタートしている。そうしたこともあり、スマートフォン向けに配信される地域は150の国と地域で、日本語や英語など9カ国語に対応。また、事前登録者数は全世界で700万人を突破している。

ポケモン 代表取締役社長・CEO 石原恒和氏

 カードゲームの中でも、もっともとわくわくする瞬間のひとつがカードのパックを開封するときだ。「ポケポケ」プロデューサーの廣部圭太氏によると、本作ではその「パック開封体験」を楽しむことをゲームサイクルの根幹にしているという。

「ポケポケ」プロデューサーの廣部圭太氏

 「ポケポケ」では、誰でも1日2パック無料でカードを開封することができる。そのカードを開封するときも、演出の気持ちよさを追求しており、指で画面をなぞってシュパーンと切り開くように開けていけるようになっているのだ。

カードを開封する楽しさを1日2回体験できる

 ひとつのパックには5枚のカードが封入されており、それぞれカードには「ポケモンカードゲーム」が発売された当時のものを使用したイラストや、本作のために新たに描き下ろしたものなどが含まれている。

 レアリティは全部で7段階設定されている。それだけでは紙のカードをデジタルに置き換えた程度だが、本作ではカードによって視覚的な効果も楽しめるような工夫が行われているところもポイントだ。

 たとえば、キラキラとしたカードは端末を傾けることで色の変化が確認できたり飛び出して見えるような視覚効果が採用されている。それに加えて、本作の目玉となっているのが「イマーシブカード」と呼ばれるものだ。こちらは、カードに描かれたイラストの世界に入り込んだような演出が楽しめるようになっている。

左から順にレアリティが高くなっている
特別なアニメーションが表示され、カードの世界に入ったような体験ができる「イマーシブカード」も登場カードを開封する楽しさを1日2回体験できる

 カードゲームといえば、遊ぶだけではなく集めることも楽しみ方のひとつだ。コレクションの楽しみ方は人ぞれだが、自分の好みに合わせて図鑑やコレクションボード、コレクションファイルといったものが用意されており、集めたカードを鑑賞できるようになっている。

いろいろなコレクション方法が選べる

 カードゲームは少々敷居が高く感じる人もいると思うが、この「ポケポケ」では「ポケモンカードゲーム」のルールを踏襲しつつも、スマートフォン向けに最適化が行なわれており、初めて遊ぶ人でも楽しめるような工夫がされている。

 たとえば、従来までは60枚のカードを使用してデッキを構築していたが、本作ではそれを20枚に抑えている。1分当たりの対戦時間も5分程度であるため、ちょっとした隙間時間に遊ぶことができるところもポイントだ。

 さらに、あまりルールを把握していない人のために、自動でバトルを行ってくれるオートバトル機能も用意されている。最後までコンピューターにバトルを任せることができるほか、コンピューターがプレイしているところを見ながらルールを覚えていくこともできる。

 とくにカードゲームを始めたばかりの人が難しく感じるのがデッキ構築だが、本作では強いデッキを一時的に借りて遊ぶことができるレンタルデッキというのも利用することができる。

バトル自体も初心者に大きく配慮されている

 先ほども触れたが、ルール自体は「ポケモンカードゲーム」を踏襲しているため、このゲームを遊ぶことで「ポケモンカードゲーム」自体のルールも理解することができるようになる。つまり、本格的にカードゲームを遊ぶ入り口としての役割も果たしているのだ。

豪華ゲスト陣が登場して開封式を実施!

 会場内に10月30日より放映が開始されるTVCMが流された後、CMに出演しているゲストの伊藤沙莉さんがステージに登場した。伊藤さんが今回のCM撮影の中で特に印象に残っているのが、バスのシーンだという。他の人に気付かれることなく、自分のなかで「ポケポケ」といっているところを、どれだけ表現できるか難しかったものの、楽しいところでもあったという。

 また、ベッドでキラカードが出て喜んでいるシーンの撮影でも、「ポケポケ」というセリフの中で盛大な喜びを表現する必要があり、こちらも苦労したと語っていた。

CMと同じ衣装で登場したゲストの伊藤沙莉さん

 伊藤さんに続き、10月30日の配信開始を記念して「開封式」も行なわれた。こちらでは、松丸亮吾さんと神尾楓珠さん、パンサーの3人が加わり、一気に会場の雰囲気も賑やかになっていった。

写真左から松丸亮吾さん、神尾楓珠さん、伊藤沙莉さん、パンサーの3人
開封式では、ひとりひとりがパックを選んで「ポケポケ」の開封を体験していた
レアなカードを引き当てるたびに盛り上がっていたゲスト陣

 今回はひとりひとり「ポケポケ」のカードを選んで開封していくというものだったが、ここで目立っていたのが「ポケモン」好きで知られる松丸亮吾さんだ。実は「ポケモンカードゲーム」をこれまで5万枚も集めてきたということもあり、珍しいカードが出るたびにそのカードがどんな由来のものなのかゲストに解説を行なっていた。

5年前から集めだした「ポケモンカードゲーム」を数えたら5万枚あったという、松丸さん

 この「ポケポケ」は、10月30日より全世界で配信が開始される。こちらで紹介してきたように、カードを集めることやバトルを楽しむことなどの敷居がかなり下げられており、これまでカードゲームを遊んだことがない人でも十分に楽しめる作品に仕上げられている。「ポケモン」が好きな人はもちろんのこと、「ポケモンカードゲーム」に挑戦してみたいけど手が出なかったという人も含めて、この機会に本作を始めてみてはいかがだろうか?