12.4排外主義デモに抗議した「黒い彗星」の不当逮捕にかんする声明【6日に釈放】

《追記: 以下の声明の発表日である6日の夜に、「黒い彗星」さんは釈放され、友人たちと再会することができました。釈放後の詳細などについては、あらためてお知らせします。》

 京都の朝鮮初級学校を排外主義団体「在日特権を許さない市民の会」が襲撃した日から、12月4日で一年になります。ちょうどこの日に「排害社」なる団体が、在日朝鮮人への差別と排斥をあおるデモを渋谷でおこない、またそれにたいして、差別・排外主義に抗議する個人やグループも渋谷に集まりました。ところが、その抗議者のひとりが不当にも逮捕されるという事態が起こりました。
 わたしたち救援会は、経緯を次のように確認しています。この日の午後に逮捕された「黒い彗星」は、排外デモにたいして単身で抗議の横断幕を正面から示すという、非暴力直接抗議をおこないました。それにたいして、排外デモ参加者のひとりがすぐさま飛びかかり、かれと接触するやいなや、ほかの排外デモ参加者たちもいっせいにかれを囲み、袋叩きにしました。しばらくして、渋谷警察はかれを排外デモから引き剥がし、「保護」と称してかれを渋谷署に連行します。しかし、取調室に到着するや、前言をくつがえして「暴行による現行犯逮捕だ」とかれに告げ、そのまま署に勾留したのです。しかも、かれは排外デモの暴行により顔などをケガしていましたが、警察は同日の深夜までそれを放置し、病院に連れて行きませんでした。
 これがどういう事態かは誰にもあきらかでしょう。排外デモへのひとりの抗議者を、排外デモ参加者はよってたかって暴行したのです。しかも、あろうことか渋谷警察はその集団暴行をとがめることもなく、逆に暴行をたったひとりで受けた抗議者のほうを逮捕したのです。
 在日朝鮮人への差別を扇動し、朝鮮学校を襲撃したレイシストをまつりあげるような、とんでもない排外デモに抗議することは、100パーセント正当なことであって、そのような抗議への弾圧をわたしたちは許せません。そのうえで、暴行をおこなった排外デモは事情聴取だけで放免し、逆に集団暴行の被害者であるかれを「暴行」罪で逮捕した渋谷警察は、二重にも三重にも不当であると訴えます。そして、かれを袋叩きにし、自分たちはピンピンしていながら、被害づらをしている排外デモ参加者たちは、どこまでも徹底的に糾弾されねばなりません。
 したがって、わたしたちはこの不当逮捕を断固として糾弾します。

2010年12月6日 12.4黒い彗星★救援会
French version


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12.4渋谷暴行事件動画

非暴力による抗議行動と集団リンチ解説入り

★12.4事件は韓国・朝鮮人差別事件であり、女性への性差別・心理的性暴力事件でした。

コリアン男性は「暴力的」だから、彼が非暴力を貫いても集団で暴行を加える。
コリアン女性は「性的(搾取)対象」だから、性差別、心理的性暴力を行う。
これら日本社会の偏見がデモ主催者と参加者たちによりストレートに表現されてます。


3:45ー
美久氏「我々のデモ隊は正義のデモ隊である。我々のデモ隊に妨害を加える者は犯罪者である。
街宣車女A氏「叩き出せー。」
美久氏「妨害者を逮捕しろー。」
街宣車女A氏「逮捕しろー。」
美久氏「出て行けー。警察はなにをやってるんだ。」
街宣車女A氏「犯罪者を逮捕しろー。」
美久氏「逮捕しろー。」
街宣車女A氏「犯罪者を日本から叩き出せー。」

4:22ー
男A氏「ボコれや。俺に引き渡せ。」
男B氏「犯罪者を殺せ。」
男C氏「殺せ。」
男D氏「朝鮮人、殺すぞ。」

街宣車女A氏「犯罪朝鮮人を日本からたたき出せー。犯罪朝鮮人は日本から出て行けー。
 犯罪朝鮮人を逮捕しろー。妨害者を逮捕しろー。犯罪朝鮮人を逮捕しろー。
 犯罪朝鮮人は日本から、…から出て行けー。」

金友氏「殺せ。朝鮮人じゃない、犯罪者を叩き殺せ。おい、おい警察、…じゃない。」
槇泰智氏「身柄を引き渡しなさい。犯人の身柄を引き渡しなさい。文句あるんだったら今すぐ来い、こらー。」

サングラス男氏「馬鹿女。身を貸せ。」「…馬鹿女…」