転職に踏み切れない人へ
こんにちは。fossilcatです。
2012年10月末をもって現職を退職し、転職することになりました。
現在社会人3年目なので、2年半と少し、SIerの下請け企業で働いてきましたが、
このたび別業界で社内SEとして働くことになりました。
転職理由は多々ありますが、ここ約1年プロジェクトリーダーとして働いて、もっと自分の力を活かせる仕事をしたいという気持ちが芽生えたことと、SIer業界の限界を感じたことの2点が、転職の主な理由です。
何だか今の仕事微妙だし、転職したいけどモヤモヤしている。
本気で転職したい! けれど、仕事が忙しすぎて転職する暇もない。
そのような方がもしいたら、少しだけ私の転職活動について書いてみますので、参考にしてみてください。
あくまで私個人の考えであり、SIer業界を一部disることもあるかとは思いますが、周りの方にはお世話になったので、特定の方を非難するようなことはないことを前もって記載させていただきます。
今の仕事が微妙で、転職したいけど何だかモヤモヤしている
そういう場合は、ちゃんと自分と向き合って、気持ちを明確にするのがいいと思います。
自分の場合は、「なんだか今の仕事、微妙だなあ」というところから、
「何が微妙なのか?」を考えました。
結果、私のいる現場は全体的に以下の4つの「微妙な要素」が蔓延していました。
- バイタリティがなく、言われたことだけをやっている感じ
- 「昔からこれが当たり前だ」と言われてやってる伝統的非効率的な作業が多い
- お客に感謝されることがなく、人間扱いもされない
- 将来性が不安(現場の偉い人を見ても、こうなりたいと思えない)
おそらく1、2はSIerならどこの現場も当てはまることではないかと思います。
(新しく別の現場から来たようなベテランさんも、そこに違和感を感じるような人はいなかったので……)
このうち、1と2はある程度の立場になればそれなりに改善することもできるのですが、
3と4はどうしようもありませんでした。
そして、3はスルーできても4をスルーできないということもあり、転職を考えました。
現在の職場に違和感を感じているのであれば、どこに違和感を感じているのかを明確にしてみて、それが本当にスルーできないものなのかをまずは考えることが第一かと思います。
そして、スルーできないものがあるのであれば、転職活動はそこを補完できる企業をターゲットにして行うべきです。
(当たり前のことかと思いますが、また転職することになりそうですし)
仕事が忙しすぎて転職する暇がない
「時間がない」と言う人に、「時間は作るもの」と答える人がよく居ます。
実際、そうは言っても、どうやって作るのか? そこまで説明してくれる人は稀です。
たいていの人は、睡眠時間を削る、とか言います。それも正しいと思います。
自分の場合は、「計画的に時間を確保する」これに尽きました。
転職活動で確実に確保しなければならない時間というのは、選考を行っている会社との「面接(あるところは試験)」だけです。
もちろん、職務経歴書や履歴書を作る時間や、受ける企業を考える時間とかも必要ですが、そのような時間は寝る前の数時間を利用したり、通勤時間を利用すればいくらでも確保できるので割愛します。
面接の時間は、受ける業界にもよりますが、たいていが平日の「10時~19時」までの時間です。
普通に仕事をしていると、どう考えても休みを取ったりする必要があります。
月~土まで毎日朝から23時ぐらいまで仕事をしていた自分にとって、この時間の確保が何よりも難しいことでした。
現場常駐型の自分の場合は、以下の3つの方法で確保しました。
- 前もってその時間居なくなることを宣言しておく
- その時間に起こりそうなことをあらかじめ予測し、準備しておく
- 別の都合で居なくなることを利用する
その他 転職エージェントについて
転職エージェントは無料ですし、仕事が忙しい人はどんどん利用するべきだと思います。
ただし、エージェント側としては「利益のためにとりあえずこの人を転職させる」みたいな考えもあるところはあると思います。
ここは仕方のないところであると認識した上で、自分の転職なので自分で主導権は握らなければなりません。
あくまで転職エージェントは仲介が仕事です。面接時間の調整、その企業の対策等、彼らが得意とするところだけを任せるような形で利用するのが望ましいと思います。
あとはちゃんと自分の担当になった人がどんな人かを理解することも重要です。
私が利用した転職エージェントの担当の方はみんな良い人で、会社の利益を考えているような人ではない感じだったので良かったです。そこは運でしょうね。
以上、私の転職活動のお話でした。
単価計算は人月とステップ数で、新しい技術は実績がないので導入しない、ソース管理は担当者不在で永遠に整理されないゴチャゴチャSubversion、コーディングなんて誰でもできるし人数かけりゃ何でもできる、そんな神話がうごめくSIer業界をdisる記事は、そのうち気が向いたら書くかもしれないし、書かないかもしれません。