レビュー
Windowsのタスクバーのボタンを中央寄せ表示する「CenterTaskbar」
タスクバーの垂直表示、デスクトップのDPIスケール設定、モニターの数などに関わらず動作
2020年3月30日 06:45
「CenterTaskbar」は、Windowsのタスクバーのボタンを中央寄せ表示するユーティリティ。“GitHub”で開発されているオープンソースプロジェクト(ライセンスは“MIT Lisense”)で、バイナリとソースコードを無償でダウンロード可能。編集部にてWindows 10で動作を確認している。
タスクトレイに常駐して“Windows UIAutomation”という仕組みでタスクバーを監視し、タスクボタンが中央寄せになるように位置を自動調整するツール。類似のアプリに「FalconX」があるが、導入するだけでいつもと違った雰囲気を味わえるのはなかなか楽しいものだ。
「CenterTaskbar」はかなりシンプルなアプリで、タスクトレイの右クリックメニューにはOSのスタートアップ時に起動するオプションと、スクリーンをスキャンするコマンド、終了コマンドしか用意されていない。
しかし、タスクボタンの数やデスクトップのDPIスケール設定、モニターの数などに関わらず動作するのはうれしいポイント。タスクバーを垂直表示していたり、モニターごとにDPI設定が異なっていても正常に機能する。Windowsの「設定」でタスクボタンのラベル表示や結合のオプションを変えてみたが、スムーズなアニメーションで問題なく中央寄せされた。
また、システムパフォーマンスへの影響も少なくなるように設計されている。タスクバーに影響のある処理がない場合は積極的にスリープすることで、CPU利用率をほぼゼロに抑えているという。
なお、本アプリはバイナリ単体での配布は行われていない。“GitHub”のプロジェクトページ右上の方にある[Clone or download]ボタンからソースコード一式をZIP形式でダウンロードし、書庫ファイルを解凍すると、ソースコードのルートフォルダーにバイナリファイル“CenterTaskbar.exe”が現れるので、これを実行すれば利用できる。
ソフトウェア情報
- 「CenterTaskbar」
- 【著作権者】
- Michael Higgins 氏
- 【対応OS】
- Windows(編集部にてWindows 10で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.0.0.0