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Googleが変体仮名フォント「Noto Hentaigana」をリリース ~蕎麦屋の看板などを再現可能
Unicodeに登録されている変体仮名286文字をカバー
2024年4月3日 12:52
米Googleは2月27日(日本時間)、変体仮名を表示できるフォント「Noto Hentaigana」をリリースした。すべての文字を表せるようにする取り組み「Noto」プロジェクトの一環として制作された。現在「GitHub」のリリースページから無償でダウンロードできる。
変体仮名(へんたいがな)は、ひらがなの異体字。かつてのひらがなは1つの音に対して複数の字形をもっていたが、明治時代に一母一字へと統一(現用字体)され、それ以外の変体仮名は廃れていった。しかし、現在でも蕎麦屋の看板などで目にすることがある。
「Noto Hentaigana」は、国立国語研究所が作成した「NINJAL」フォントなどを参考に制作されており、Unicodeに登録されている変体仮名286文字(U+1B001~U+1B11E)をカバーする。「Android オープンソースプロジェクト」(AOSP)にも追加されており、Androidの日本語環境改善にも役立てられているとのこと。
フォーマットはTTF/OTF形式、ウェイト(太さ)は7種類で、可変フォント(バリアブルフォント)にも対応する。ライセンスは縛りの比較的緩い「SIL Open Font License 1.1」(OFL-1.1)。個人利用・商用にかかわらず無償で利用できるだけでなく、Webサイトに埋め込んだり、改変して派生フォントを開発したり、アプリやゲームなどに組み込むこともできる。
ソフトウェア情報
- 「Noto Hentaigana」
- 【著作権者】
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 11で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.000(24/02/27)