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「ワードパッド」は「Windows 11 バージョン 24H2」「Windows Server 2025」から非搭載

Microsoftがアナウンス

OS標準の簡易ワープロソフト「ワードパッド」

 米Microsoftは3月27日(現地時間)、「Windows 11 バージョン 24H2」に「ワードパッド」アプリを搭載しない方針を明らかにした。「Windows Server 2025」にも含まれない。

 「ワードパッド」(wordpad.exe)は、OS標準の簡易ワープロソフト。「メモ帳」アプリと似ているが、テキストに太字や斜字といった装飾(スタイル)を加えたリッチテキスト(RTF)を扱える点が大きく異なる。「Microsoft Office」で作成したDOC/DOCXドキュメントや「LibreOffice」で作成したODT文書にも一部対応する。

 「ワードパッド」は昨年9月に非推奨となり、将来バージョンのWindowsで削除されることがアナウンスされていた。Canaryチャネルの「Windows Insider Preview」ビルドではすでに削除済みで、OSをクリーンインストールすると「ワードパッド」は利用できない。

 同社によると、「ワードパッド」の廃止に伴い、以下のバイナリがOSから削除される。これらのバイナリに依存したシステムがあるならば、今から移行の準備を整えるべきだ。

  • wordpad.exe
  • wordpadfilter.dll
  • write.exe

 廃止後はOS標準のRTFリーダーがなくなるが、代わりに「Microsoft Word」などが利用できる。オンライン(Web)版であれば無料だ。また、プレーンテキストの編集であれば「メモ帳」(notepad.exe)が利用できる。