「PHP Tools for Visual Studio」の機能の大部分が無償で利用可能に

「PHP Tools for Visual Studio」v1.69.16464

　米Microsoftは11月3日（現地時間）、「PHP Tools for Visual Studio」の機能の大部分が無償で利用可能になったと発表した。

　「PHP」言語はサーバーサイド開発でもっとも人気のあるプログラミング言語の1つだが、「Visual Studio」では初期状態でサポートされておらず、扱いやすいとは言えない。この問題を解決するのが、「PHP Tools for Visual Studio」だ。この拡張機能はチェコ・プラハに拠点を置くDEVSENSE社が提供しており、基本的に有償の拡張機能だが、現在では以下のほとんどの機能が無償で利用できるという。

• インテリセンスや書式設定
• プロジェクトシステム
• オンザフライのコード解析
• 「Composer」（PHPの依存関係管理ツール）の統合
• その他エディター関連の高度な機能

　空のWebサイトだけでなく、ブログシステム「WordPress」のプロジェクトや、アプリフレームワーク「Laravel」を利用したプロジェクトも作成可能。最新版ではまだ正式気リリースされていない「PHP 8.2」や、「Laravel」を扱う上で欠かせないジェネリクスにも対応する。

プレミアム機能を30日間試用可能

「WordPress」や「Laravel」のプロジェクトも作成できる

「PHP」のバージョンを選択。なければ自動でインストールされる。まだ正式リリースされていない「PHP 8.2」も利用可能

　なお、デバッグ、リファクタリング、ユニットテスト、コードレンズ（code lens）といった機能はこれまで通り有償となる。