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Windows 11標準にしたいぐらいのカッコいいファイラー「Files」がARM64にネイティブ対応
フォルダーサイズを計算して表示する機能も試験導入
2022年1月13日 16:13
オープンソースのWindows向けファイル管理ソフト「Files」の最新版v2.1が、1月10日に公開された。既存機能の強化とパフォーマンスの向上に重点を置いたメンテナンスアップデートとなっている。
「Files」は、デザイン言語「Fluent Design System」への準拠し、Windows 11にピッタリのスタイリッシュな外観が売りのファイルマネージャー。最新のWindows APIをフル活用しており、マルチタスクに便利なタブ、2つのフォルダーを見比べられるデュアルペイン、ファイルの整理に役立つタグ、コンテンツのプレビュー、好みの外観へカスタマイズできるテーマをサポートするなど「エクスプローラー」を凌駕する機能性も魅力だ。クラウドストレージ統合など、各種シェル拡張にも対応する。
本ソフトは「GitHub」でホストされているオープンソースプロジェクトで、ライセンスは「GPL-3.0 License」。バイナリは「GitHub」のほか「Microsoft Store」からも入手できる。対応OSはWindows 10 バージョン 1809以降。OS標準の「エクスプローラー」と置き換える機能も(まだ試験段階の域を出ないものの)搭載されており、「エクスプローラー」代わりに利用することもできる。
最新版となるv2.1では、ARM64をネイティブサポート。「Surface Pro X」などARM搭載デバイスでもポテンシャルを発揮できるようになった。
デザイン面では、プロパティウィンドウが再設計された。[Compatibility](互換性)タブも追加されており、古いアプリが動作しない場合にさまざまな互換性オプションを試すことができる。
機能面での改善としては、シンボリックファイルへのリンク対応などが目玉。プレビューウィンドウにオーディオ・ビデオを再生するホットキーが追加された点や、隠しファイルの表示・非表示を切り替えるキーボードショートカット([Ctrl]+[H]キー)が利用可能となった点もうれしい強化だ。また、対応クラウドストレージに「Yandex.Disk」が追加された。
さらに試験的な機能として、フォルダーサイズを計算して表示する機能が導入された。どのフォルダーがストレージを占有しているのかが一目でわかって便利だ。
ソフトウェア情報
- 「Files」
- 【著作権者】
- Files Community
- 【対応OS】
- Windows 10 バージョン 1809以降(編集部にてWindows 11で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 2.1(21/01/10)