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分散型フォルダー同期ツール「Syncthing」がベータ版を卒業、5年の開発を経て正式版に

安全・安心なオープンソース・クロスプラットフォーム対応ソリューション

「SyncTrayzor」で「Syncthing」v1.0.0を利用した様子

 分散型フォルダー同期ツール「Syncthing」v1.0.0が、1月1日に公開された。本ソフトは5年間にわたりベータ版として開発が進められてきたが、本バージョンで晴れてベータ版を卒業し、正式版として提供されるようになった。

 「Syncthing」は、インターネットを介して複数の端末のローカルフォルダーを同期できるツール。第三者の管理する中央サーバーを介さずに済むため、プライベートなデータを共有したい場合に向いている。通信が完全に暗号化されている点や、開発がオープンソースで行われている点なども安心できる要素と言えるだろう。

 また、幅広いプラットフォームに対応しているのも魅力。WindowsやmacOS、Linuxだけでなく、FreeBSD、NetBSD、OpenBSD、Dragonfly BSD、SolarisといったデスクトップOSがサポートされている。また、モバイル(iOS/Android)向けのアプリも利用可能だ。

 「Syncthing」のコア部分はコマンドラインツールと管理用のWebインターフェイスから成っており(レビュー記事を参照のこと)、入門者にとっては少々ハードルが高いが、Windowsならば「SyncTrayzor」と呼ばれるGUIフロントエンドを利用すれば比較的簡単に扱うことができる。

ソフトウェア情報

「Syncthing」
【著作権者】
The Syncthing Authors
【対応OS】
Windows/Mac/Linux/FreeBSD/OpenBSD/Solaris(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
1.0.0.0(18/01/01)