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Twitterクライアント「Tweetium」の有償機能が提供終了 ~TwitterのAPI変更の影響で
ラインナップ不足に苦しんだWindows ストアアプリの黎明期を支えた人気アプリの1つ
2018年7月31日 12:50
米B-side Softwareは7月29日(現地時間)、“Tweetium Pro”の提供を終了したことを発表した。“Tweetium Pro”はTwitterクライアント「Tweetium」の有償サブスクリプションで、マルチアカウント、プッシュ通知、“TweetMarker”との同期といった追加機能を提供していたが、Twitter社が“User Streams API”などを廃止することで一部機能の継続が困難になったようだ。
「Tweetium」は、タイル形式でツイートを閲覧できるTwitterクライアント。Windows 8.x/Windows Phone 8.x時代から開発が続けられているWindows ストアアプリで、ラインナップ不足に苦しんだ黎明期を支えた人気アプリの1つでもある。海外の有料アプリ(350円)であるにもかかわらず、その多機能性から国内にもファンは少なくない。
Twitter社のAPI変更に伴い停止するのは、プッシュ通知と“Connect+”機能のみ。マルチアカウントなどの機能は引き続き動作するが、それもサブスクリプションが終了すれば利用できなくなる。“User Streams API”を使ったツイートのリアルタイム更新が売りだった「Tweetium」本体の開発も、先行きが不透明になったといえるだろう。
そのほかにも、ストアアプリでは「Aristea」などがTwitterのAPI変更に伴い提供の終了を発表している。
Notice: I'm sad to announce that Tweetium Pro is no longer being offered due to Twitter's impending shutdown of their Streaming API. Existing Pro users will continue to enjoy benefits until Twitter's change goes into effect. After that, push notifications and Connect+ will break.
— Tweetium app (@TweetiumWindows)2018年7月29日