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Microsoft、「SQL Server 2017」の一般提供を開始

Linux環境や「Docker」をサポート。機械学習にも重点が置かれたメジャーアップデート

「SQL Server 2017 Express」

 米Microsoft Corporationは2日(現地時間)、データベースサーバー「SQL Server」の新バージョン「SQL Server 2017」の一般提供を開始した。現在、同社のWebサイトから評価版をダウンロード可能。エントリー版の「SQL Server 2017 Express」も無償でダウンロードできる。

 「SQL Server 2017」は、従来からサポートするWindows環境に加え、Linux環境や「Docker」コンテナーに新たに対応。クロスプラットフォームでの運用を実現している。

 また、機械学習に重点を置いている点も大きな特徴。「R」言語や「Python」言語をサポートした“SQL Server Machine Learning Services”をデータベースに統合し、機械学習のライブラリを利用したスクリプトを「SQL Server」で実行できるようになった。オープンソースで開発されているさまざまな機械学習・人工知能技術と「SQL Server」の技術を組み合わせることができる。

 そのほかにも、「T-SQL」言語の拡張によりグラフ処理や新しい文字列関数をサポート。自動チューニング機能や列ストアの拡張、インメモリオンライントランザクション処理の拡充、ネイティブインポートの拡張なども行われている。