イオナズンのガイドライン

物工院試の口述試験は本当に卒研に関するプレゼンと質疑だけだった.少しくらい個人的なことを尋ねられるかと思ってたんだが.よって

面接官「得意分野は型推論とありますが?」
学生 「はい。型推論です。」
面接官「型推論とは何のことですか?」
学生 「論理学です。」
面接官「え、論理学?」
学生 「はい。論理学です。プログラムを証明とみなします。」
面接官「・・・で、その型推論は当専攻において研究するうえで何のメリットがあるとお考えですか?」
学生 「はい。プログラムの型の誤りをコンパイル時に発見できます。」
面接官「いや、当専攻では型を誤るようなプログラムは書きません。そもそも行列演算があれば十分ですよね。」
学生 「でも、リストも統一的に扱えますよ。」
面接官「いや、統一的とかそういう問題じゃなくてですね・・・」
学生 「要素の型が何だろうとコンストラクタでリストを作れるんですよ。」
面接官「ふざけないでください。それにコンストラクタって何ですか。だいたい・・・」
学生 「代数データ型を作る手段です。構築子とも呼びます。代数データ型というのは・・・」
面接官「聞いてません。帰って下さい。」
学生 「あれあれ?怒らせていいんですか?使いますよ。型推論。」
面接官「いいですよ。使って下さい。型推論とやらを。それで満足したら帰って下さい。」
学生 「運がよかったな。Fωが型付けできないみたいだ。」
面接官「帰れよ。」

... というやりとりもなかった.