「侍タイムスリッパー」を観てきた

「カメ止め」のときと同じく、佃光監督を誘って鑑賞。

今作には特効でクレジットされているので(2日くらい応援で入っただけ…とのことですが)、色々裏話を聞けて良かった。

 

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上記記事にもあるように、ロサ単館ヒット→配給ついて全国拡大公開の自主映画、と言われればどうしたって「カメ止め」を連想するし、観客も多少の"カメ止めネス"を期待して劇場に来ている、そういう空気を上映前から感じる。

結果として、直球でそこには行かないけれど、その期待に答える強度は十分にあった。

 

  • まず、シナリオ面・演技面・演出面・技術面、それぞれツッコミどころはかなりある。そういう意味での"完成度"が高い映画ではない。
  • 中盤のツイスト、シンプルながらけっこう驚いた。そこから最終的には今を生きることを肯定する、人生讃歌な展開になるのもストレートで好感。
  • ラストの殺陣、カヲルくん握りバリ反則ギリギリの演出で「ホンモノ」の息詰まる迫力を演出――しているのだけれど、実際の撮影はもちろん「ニセモノ」なわけで、嘘かまことかアンビバレントな状態がなんかすごいね。
  • トップガンマーヴェリック見てないねんw全体的に都度ギャグを入れてきてくれるのが関西の監督ならではで良かったです。

予算つけて上田監督とか入江悠監督くらいのでかい作品撮ってもらいたいですね。

「デッドプール&ウルヴァリン 」を観た

Y2Kって感じ

 

2よりはマシだけど今回も結構展開とっちらかってて、ライアンレイノルズが脚本クレジットされてるのがむしろ悪いのでは…?と前から思っている。

  • ウルヴァリンの出自にギミックがなくて「なんか、概念としてのだめウルヴァリン…」でちょっと良し悪しあるなー。
  • ヒーリングファクター同士の戦闘、不毛…
  • 「あの映画たちは微妙だったかもしれないけど、でも、あったんだよ!」、アツいっちゃアツいが、そこまで思い入れがないから全体重ではノれない。
  • 「指つっこみ」、キモくて良い
  • カメオが全部ご本人だったのは豪華でよかった。あの人はだいぶおじいでしたが…

 

最後MCUアースには来てないから完全合流はなさそうですね。

「マッドマックス:フュリオサ」を観た

fellows.hatenadiary.com

  • 謎の章立て形式、エモーションの流れがそこでいったん途切れてしまうなー。
  • ディメンタス、小物!都市運営に失敗してしおしおになっていくシムシティへたくそ男。
  • 「上がったらアニャ!」「腕ドーン」「義手ビギニング」とか、歌舞伎ばりなキメの部分部分はアガるんだけど、やっぱ繋がりが…
  • 「チャンスをものにして実績を残してサバイブしよう!」、まじめに働いてない勢としてはやや身につまされるものがあった

DLC、あるいはリマスター版に収録されたアウトテイクの断片、みたいな感じだった。

最後に流れるデスロードのほうがむしろ爆発とかすごいしまた見たくなってしまった。

「ARGYLLE/アーガイル」を観た

かなり際どいですね!

なんとも驚いたことに映画というのはおおむね嘘っぱちなわけですが、「限度」というものがあってそれを超えるとドッチラケ、どうでもええわ、となるわけで

今作はかなりそこの際どいラインにいる。

中盤に大きなツイストがありそれはいいんですがそっからさらにツイスト!さらにさらに!となって話がボキボキになっていく。

マシュー・ボーン"らしさ"…なのか?ケレン味1000%のファイトシーンもちょっとさすがに、嘘すぎ…

ロッテン低評価はまったくの納得、観客票はそれなりにありますが、もうちょっとこう、締めるべきところは締まってるほうが好きかなー。楽しいのは楽しいですけど。

「ゴールデンカムイ」を観た

たいしたものですね

  • ロケ頑張ってる!「北海道の雄大大自然」!
  • 出マキタ。
  • コタンセット組んだの!すご!
  • フチすご!
  • アシリパさん、登場した瞬間めちゃアシリパさんに見える。だんだん山田杏奈になっていく。あと説明が多かったりアイヌ語いちいち通訳がモタっと…このあたりは漫画なら気にならない部分。
  • アシリパさん(子役)すごい。
  • 逆に杉元佐一は山崎賢人でしかなかったのがだんだん杉元佐一に見えてくる。でも疵面(スカーフェイス)はもうちょっと深い傷のほうがよかったかな…めっちゃ"メイク~!"って感じなので。
  • 白石、今野かな?アフロ(MOROHA)かな?と思ったら全然違うかった。あの"ノリ"がちゃんと出ててよかった。
  • 尾形、白目すご!
  • 月島、めっちゃ月島
  • 谷垣ニシパ、十分でかいけどもうちょっとデカいとなおいいかな。
  • そこ行くとチンポ先生はめちゃでかくてよかった。
  • 鶴見中尉と土方はもう言う事なし。
  • ストーリー全体としてはもうちょっと進むかな?と思ったらかなり最初のほうで終わった。
  • 馬すごい。
  • クライマックスの戦闘、ところどころグリーンバック丸出し。まあ危ないからしょうがないね…
  • これはネタバレになるがキロランケやばい。

このままガンガン撮っちゃって撮れるうちになるべくたくさん撮ってほしいですね。

「ONE PIECE FILM RED」を観た

カードがほしかったので

  • 曲だけ聴いてるとき私は最強が好きかなーと思ってたけど、実際そんな感じだった
  • 津田健次郎がええ声だった(いつものこと)
  • 喋ってるフランキー初めて見たけど、声出てなさすぎじゃない?びっくりした
  • ウタ理論、雑!ラスボスの感じ、雑!昔のドラゴンボールみたいな、古き悪しき東映劇場版~な感じだった。ギア5になるのも明らかにおかしい。

まあ、カードがもらえたのでよかったです。風のゆくえ強くね!?サカズキだときついか。

「コカイン・ベア」を観た

「コカインを吸った熊が大暴れするんだろうな…」と思って見に行ったら、コカインを吸った熊が大暴れしていたので、よかった

短くてしょうもなくてよかった。

ロード/ミラープロデュースなのでトレードマーク的に親との軋轢描写が2つのメインストーリーラインで通底するけど最低限の描写量だったのもスッキリしているし、2つのラインがほぼ絡み合わないのも「あえて」感。

切り株のギャグ描写とラストの"看護師オチ"は20年代感あり、80年代のまるっきりコピーになってなくていちおう現代にやる意味はあった。

クライマックスの「復ッ活ッ!」の描写、あまりにもアホすぎて爆笑した。

 

配信スルーで爆裂低予算で2作ってロッテン18点くらいの大爆死してほしい。