目の錯覚かな...！？


　出典:ヤフオク! - 非売品 スーパーマリオRPG ぬいぐるみ マロ タカ...

　先日、ヤフオクにて『スーパーマリオRPG』のキャラクターのぬいぐるみに235万円の値がつくという、とんでもない事態が起きていました。

　『スーパーマリオRPG』は1996年3月9日にスーパーファミコン専用ソフトとして発売されたアクションRPG。販売は任天堂、開発は旧スクウェアという組み合わせでした。このキャラクタはマロといって味方キャラクターのひとりです。


　


◆高騰化した理由◆

　高騰化した理由について『スーパーマリオRPG』グッズに詳しく、自身もこのぬいぐるみシリーズを集めているというスクウェアグッズコレクター市長queen氏と、マリオグッズコレクタータンジェント氏にお話をうかがいました。

　まずお二人が指摘されたのが、これが海外コレクターによる落札である点です。

　『スーパーマリオRPG』はとくに海外で根強い人気があります。ただしそれは普遍的な人気というよりもカルト的、つまり一部に熱狂的ファンが存在するといった感じなんだとか。タンジェント氏は『スーパーマリオRPG』の海外人気について「本編よりもキャラクター人気のほうが高いように思う」と述べています。

　また『スーパーマリオRPG』グッズをTweetすると海外からの問い合わせが来ることが多いという。市長queen氏はじっさいにマロのデカぐるみについて聞かれたこともありました。


　マロ

　次に指摘されたのが、これがプライズ品だったことです。

　プライズ品とはゲームセンターの景品のことです。今回落札されたぬいぐるみは1995年にプライズ品として登場したタカラ製「スーパーマリオRPGデカぐるみ」のひとつで、種類はマリオ、ヨッシー、ワッシー、キノコ、スター、マロの6種類。プライズ品ということだったので市販されていませんでした。市長queen氏は「バンプレスト製ではなかったため、そもそも設置しているゲーセンが少なかったのではないか」と述べています。つまり希少品なのです。

　調べてみると『スーパーマリオRPG』のデカぐるみシリーズは、そもそも10～20万円という、とんでもないプレミア価格で落札されていたことがわかりました。

　驚きですね！





　そしてさいごにマロのヤフオク出品が初だったことが指摘されました。

　『スーパーマリオRPG』のキャラクターのなかで海外人気がとくに高いのはジーノとマロのふたりなんだそうです。今回、マロはヤフオクで初出品だったので、変態級の海外マニアが集結してしまい入札合戦が爆発したのではないでしょうか。

　なおヨッシーとワッシーに関しては過去に何回か出品があったんだとか。


　ジーノ

　ちなみにジーノのデカぐるみはもともと存在しません。ただ、ジーノの海外人気の高さはジーノのスマブラ参戦希望の声の大きさからも明らかです。タンジェント氏は「もしジーノのぬいぐるみがあったらヤバかったです」と述べました。



◆おまけ◆

　市長queen氏が数年前にメルカリに出品されていた数体のマリオシリーズぬいぐるみの画像をTweetしています。（※）

　なんと、この中にマロのデカぐるみが紛れ込んでいました。

　氏がこれに気づいたのは何者かに購入された翌日のことだったといいます。まさかのこ出品者もこのマロのぬいぐるみが、のちに1000倍の値段になるとは夢にも思ってなかったことでしょう。

海外の変態マニアやべえ。

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