4時間足の時間区切りを変える/offlineチャートの活用編(2)

今日は、MT4のオフラインチャートの活用方法で、あまり知られていない裏技を紹介します。


MT4の4時間足は、サーバ時刻を基準として0時, 4時, 8時, 12時…で区切られています。
これは、サーバ時刻が GMT+0 (UTC)採用なら、日本時間で、9時, 13時, 17時, 21時…に区切られる訳ですが、サーバ時刻が GMT+2 の業者に乗換えた途端、日本時間11時, 15時, 19時, 23時に変わってしまい、伝統的な4時間足スイングトレーダーなら発狂してしまいそうです。


よく知られた対応策としては、業者を変える…というのがあるのですが、そもそもライブ口座であったり、銘柄や値動き等の事情によっては業者を変えられない場合もあります。
そんな時に役立つのがオフラインチャートによる4時間足の時間区切り変更です。
以下の図では、左上が本来の4時間足チャートで、他の3枚が1時間ずつずらしたものです。
赤ラインが、4時間足のそのバーが出来る時刻を示しています。

このチャートは、1時間足に Period_Converter_OptMOD.mq4 を張り付ける際にPeriodMultiplier を4倍にして、 ShiftTiming に1〜3を指定すると、それぞれEURUSD_s1〜EURUSD_s3というデータが作成されるので、これをオフラインチャートとして開けばOKです。
Period_Converter_Opt 自体を使ったことのない人は、「メタトレーダー4に10分足や2時間足を表示させにるには?」を参考にしてください。


4時間足のようなスパンになると、時間区切りのタイミングが変わることでローソク足のパターンもかなり変わります。ひげを基準に裁量トレードされている人は、本当に適切な時間で区切られているかどうか検証してみるのもよいかも知れません。


さて、勘の鋭い人はお気づきと思いますが、この方法を使えば1時間足の生成タイミングを5分前にずらす..なんてことも可能です。5分足チャートに、PeriodMultiplier = 12 ; ShiftTiming = -1 ; を指定すれば、毎時55分を区切りとした1時間足のオフラインチャートが出来上がります。
世界中の1時間足トレーダーが、毎時0分に仕掛けて来るのに、自分だけが5分前に仕掛けることが出来たら、かなり有利に戦えると思いません?(笑)

週6本の日足を5本に変更する方法

例えば、1時間足で月曜朝に2時間分はみ出るサーバでは、1時間足に Period_Converter_OptMOD.mq4 を張り付ける際にPeriodMultiplier を24倍にして、 ShiftTiming に-2を指定すると、EURUSD_s-2というデータが作成されるので、これをオフラインチャートとして開けばOKです。