角田裕毅とローソンの入賞チャンスを奪ったRB F1の技術面と運用面の弱さ
角田裕毅が12位、リアム・ローソンがリタイに終わった2024年F1 アブダビGPの決勝レースをRBのチーフテクニカルオフィサーを務めるティム・ゴスが振り返った。

角田裕毅が11番グリッド、リアム・ローソンが12番グリッドに並んだレースは、角田裕毅がスタートラインでアンチストール装置が作動して順位を落とすなど、RBにとって散々な展開だった。

角田裕毅は歯を食いしばって懸命に戦ったが、状況を考えると12位が精一杯だった。リアム・ローソンはベストラップを何本か記録したが、ピットインしてタイヤ交換をしたときに左前輪が適切に装着されていなかったため、アンセーフリリースによるストップ&ゴーペナルティで再びピットインしなければならなくなり、レースは危うくなった。数周後、技術的な問題でコース脇に車を停めなければならなかった。

「今日は、1ストップレースをうまくやり遂げ、ポイント獲得のチャンスがあった。残念ながら、技術面と運用面での問題により、後手に回らざるを得なかった」

「裕毅のスタートはうまくいかず、アンチストールが発動した。グリッド後方から堅実なレースを展開し、最終ラップで2ストップのストロールにわずかに及ばなかっただけだ。スタート時の欠陥については、いくつかの初期兆候が見られたが、今後改善していく」

「一方、リアムのスタートと最初の周回はうまくいき、序盤は10位で走行していたが、前方のライバルたちに対しては十分なチャンスがあると感じていた。しかし、リアムのピットストップは予定通りにいかず、フロント左のホイールが完全に固定されないまま締め付けられてしまった。その結果、ホイールの付け直しとペナルティにより、競争するチャンスはほとんどなくなってしまった。最終的にはブレーキの問題により、マシンをリタイアせざるを得なかった」

「来シーズンはさらに強くなって戻ってくる」

角田裕毅 ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

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カテゴリー: F1 / ビザ・キャッシュアップRB / F1アブダビGP