アルピーヌ MotoGPプラマックをスポンサードでF1との相乗効果狙う?
アルピーヌが2025年にヤマハの新しいサテライトチームとなるプラマックのメインスポンサーのひとつになることがオートスポーツ誌の取材によって明らかになった。

プラマックはすでに先月、イタリアの保険会社プリマが2027年シーズン終了までタイトルスポンサーを継続することを発表していた。

オートスポーツ誌は今回、プリマがルノーのスポーツカー部門であるアルピーヌとスポットライトを共有することを報道。アルピーヌはF1と世界耐久選手権にも参戦しているブランドである。

プラマックがF1と提携するのは今回が初めてではない。2021年には、ホルヘ・マルティンとヨハン・ザルコが、プラマックのエンブレムを付けたドゥカティのバイクの後部に、シリーズの公式ロゴを付けていた。この取り組みは、プラマックのボスであるパオロ・カンピノティとF1のCEOであるステファノ・ドメニカリの共通の関心と友情から生まれたもので、2つの選手権のクロスオーバーを行う機会と捉えていた。

このケースでも、アルピーヌとプラマックのスポンサー契約は、パオロ・カンピノティとルノーのCEOであるルカ・デメオとの強い関係から生まれたものである。

ルカ・デメオは、MotoGPをマシンブランドのプロモーションに魅力的な機会と捉えていることは明らかだ。フィアットグループの取締役在任中、同社はヤマハのメインスポンサーとなり、2007年から2010年にかけてバレンティーノ・ロッシとホルヘ・ロレンソのバイクにロゴが大きく表示されていた。

アルピーヌF1チーム

プラマックとアルピーヌの契約はロングランで、イタリアチームがドゥカティとの20年間の関係を終えるのと同時に発効する。

ドゥカティの主要サテライトチームとして、プラマックはMotoGPで大きな成功を収め、昨年はチーム選手権で優勝し、ホルヘ・マルティンを2024年のライダーズタイトル獲得に導いた。

しかし、2025年からはヤマハとの新たな提携を開始し、日本ブランドは、イタリアのライバルと同じ戦略を再現すべく、フルファクトリー仕様のバイクを供給する。

プラマックは、2月5日から7日にかけてセパン・インターナショナル・サーキットで開催される公式プレシーズンで、新型ヤマハM1のカラーリングを披露する。これは、選手権のプロモーターであるドルナが、テストの2日前にトラック上で公式2025年フォトセッションを企画しているためである。

チームは、元レース優勝者のジャック・ミラーとミゲル・オリベイラの両名と2025年に競い合う。両名ともヤマハと直接契約している。

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カテゴリー: F1 / MotoGP / アルピーヌF1チーム