アロンソ マクラーレンのF1王座を祝福「ステラを連れてきた僕にボーナスを」
アブダビGPの後、メディアの取材に応じたアロンソは、数十年前にアンドレア・ステラをマクラーレンに紹介したと述べ、笑いながらボーナスを要求すべきだと示唆した。
2024年のF1シーズンは、アストンマーティンにとって簡単なものではなかった。チームは合計94ポイントでコンストラクターズランキング5位となったが、4位のメルセデスは468ポイントを獲得していた。
2023年初頭にはチームの好調なパフォーマンスが期待されていたが、フェルナンド・アロンソとランス・ストロールのドライバーたちは、トップ10でフィニッシュするだけでも大変だった。
しかし、アロンソのようなベテランドライバーは、その長いキャリアを通じて、F1グリッドの至る所で強いつながりを持っている。つまり、数え切れないほどのチーム、エンジニア、マネージャーなどと仕事をしてきたということだ。その中にはマクラーレンも含まれる。
マクラーレンの優勝後、アロンソが「ボーナス」を冗談で要求
アブダビ・グランプリの後、メディアの取材に応じたアロンソは、マクラーレンの浮き沈みを振り返る時間を割いた。そして、そのことについて少しばかりの功績を認めた。
アロンソは21年間のキャリアのうち5年間をマクラーレンで過ごし、2007年と2015年から2018年の間も在籍した。後者のマクラーレンでの在籍期間中、アロンソはチームのCEOを務めていたザク・ブラウンと親交を深めた。
ザク・ブラウンのおかげでアロンソはモナコをスキップしてインディ500に出場することができ、それ以来、2人は親しい関係を保っている。そのため、お祝いの言葉を送るのが当然だった。
「ザクは僕のとても親しい友人だ」とアロンソはメディアに語った。
「これから数週間の間、一緒に何日か過ごすことになるが、その間はコース上で一緒に楽しむことになるだろう。実際にトラックを借りたんだ」
しかし、ザク・ブラウンはマクラーレンにおける唯一の友人ではない。2010年から2014年にかけてアンドレア・ステラはアロンソのレースエンジニアを務め、2015年にアロンソがマクラーレンに移籍すると、ステラも同じチームでレースオペレーションの責任者として役割を引き受けた。
マクラーレンへの献身により、ステラはチーム代表に昇格した。これは、今年の世界コンストラクターズ選手権で十分に報われた動きである。
アブダビの後、アロンソはメディアに対して「私はアンドレアのとても親しい友人だ」と付け加えた。
「ある意味、僕がマクラーレンに移籍したことで彼をマクラーレンに連れてきたようなものだから、レース前に彼に言ったんだ。2010年にアブダビで僕たちの手から奪われたものを、今日は君たちに返すことができるだろう、とね。そして、その通りになった」
「彼が獲得したのだから、彼にとって嬉しいことだ。彼はとても賢い男だ」
「そして、私が言ったように、マクラーレンは今や多くのことの模範となっている」
現場にいたジャーナリストが、アロンソがマクラーレンのコンストタクターズタイトル優勝を自分の手柄にしているのかと尋ねると、アロンソはためらうことなくこう答えた。
「イエス」とアロンソはステラについて言った。「僕は彼のボーナスの一部になるべきだ」
カテゴリー： F1 / フェルナンド・アロンソ / マクラーレンF1チーム
