QCDより重要なもの
QCD(品質、費用、納期)は指針の一つでしかない。
例えQCDが完璧であっても、結果として大失敗であるきともありえるし、その逆もありあえる。実際にそれらの実例もある。
誰にとって何が成功なのか、あるいは、社会を含んだ全体最適の視点からはなにをもって成功とすべきなのかもう一度、考え直す必要がある。
そもそもITシステムは、業務プロセスを支援するためにある。 業務プロセスは経営ビジョンを推し進めるための戦略をすすめるためにある。
その戦略が成功しなかったらITシステムの価値はない。
QCDしかクリアできないSIerは淘汰されて行くか、システム開発の契約モデルは変わっていかざるおえないだろう。
戦略からくるビジネスレベルのフィードバックが適切にイメージできて、なるべく細かい単位で反映、検証できることが重要なはずだ。