アコーディオン音読法　2025年1月14日

12月は毎日音読をするをやった！詩や小説、ニュース記事などを音読したが、後半は体調不良で音読をする気力がなく、結果は31日中19日達成となってしまった。

音読で脳トレを目指したのだけど、やった日数も少ないし、おそらく時間も足りない。1日15分くらい音読した。音読と言っても限りなく小さな囁き声で、口や舌が音の形を作ったところに、ごくわずかな息を通すというものだ。

何日か音読をしたある日、私は気がついた。これ、息を吸う時も音が出るんじゃないか…？と(口笛だと息を吸うときにも音が出る事にヒントを得た)。試してみると、人と会話するには無理な音だが、自分自身が聞き取る分にはギリ可能な音が出るのだ！

私は息を吐きながら音読し、返す刀で息を吸いながら音読した。まるでアコーディオンの音の出し方。音読永久機関だ。

しかし、この禁術は私の体を蝕んだ…。

酸素が足りず息が苦しいのはまあ想定内なので、たまに息を吸うだけの回を設けるなどした。しかし、それはまだ序の口。

体が呼吸を忘れ始めたのである。なんというか、呼吸というものをサボるようになった。息を吐き切ったあとに、自動的に息を吸ってくれなくなってきたのだ。呼吸と発語の本質をハックしたがために起きたバグ、してはいけないことをした罰である。

夜、眠りに落ちそうなときに、たまに自分が息を吸ってないのに気づいて戦慄した。寝てる間に息をしなくなったらどうしよう…と、とりあえずメモ帳に簡易遺書を書き残し、家族に呼吸が変だと伝えてから寝た。別に無事だった。そして今ではほぼ治っている。よかった〜。

もしかしたらこの世には、吸う息で声を出すプロがいるのかもしれない。しかし私に、その適性はなかった。こわい経験だった。

以下は達成したらハンコを押す用ノートの写真です。吸う時も音を出すから、これをアコーディオン音読法と名付けよう！と思っていましたが、アコーディオンって空気を出す時だけ音が出るの？？？なんか押す時も引く時も音が出るアコーディオンがあった気がするんだけど…かん違いかなぁ

追記・この呼吸法は試さない方がいいです。健康に悪いので。私は責任を持てません。