うちのふうふとエイトのこと。

黒トイプーのエイトや車。ふうふの日常について。

次百神にはなれなくても 其の壱。

 

 次は百年。一年足りない九十九年の次百(つつも)が転化転訛して九十九(つくも)になり、長い年月を経てた道具は精霊を得て付喪神になると謂われています。道具も長く使っていれば霊性を持つのだから大切にしましょうね、との教えなのでしょうか。而して付喪神は人を誑かすらしい。大切にした挙句に狐狸変化を尽くされるのでは、ちいと割に合わないのでは在りますまいか。

 本當に久方振りに長靴を購いました。レッドウイングのスタイルナンバー8133です。

お値段略四萬圓。清水の舞台で欄干を蹴鞠をしながら一往復するくらい勇気を振り絞って財布尻を叩きました。ト○ッカーズやジョン○ブに比べれば安いもの、なぞ口が臭くても、もとい口が腐っても申しませんが、拾年弐拾年と履き込めると思えば、軽くなった財布が起こりの心痛も幾分かは和らぐと信じたい。

 とまれかくまれ、レッドウイングは実用品ですから、其の名に違わぬように日日用立てていくこととします。物ではありますが、生涯を共に出来る耐久性を備えた友なれば、百年を俟たずとも精霊を実装するかも識れませんね。

 

f:id:eight8eight_888:20241208175443j:image

Â