うちのふうふとエイトのこと。

黒トイプーのエイトや車。ふうふの日常について。

讀書百冊義自ずから見る。

 

 薄い赤茶色をしていた今朝の空。だんなは寝惚けた軽い脳味噌で「あ、新潮文庫の本文紙の色だ」なぞ考えていました。老眼の進んだ身にも優しい紙色。やはり新潮文庫は良いなあ、と引き續いてヒプノポンピアから醒めずにくだくだしい事がまんじ巴に絡む裡に、今日は立秋だと唐突に思い至りました。新潮社が1976年から毎夏展開している啓蒙活動「新潮文庫の100冊」。今夏読了した本には該当する作品はありませんでした。

 100冊の選外ですが、坂本龍一氏の「音楽は自由にする」を読みました。氏は中学2年生にしてデカルトの「方法序説」を持ち歩き、友人と「ものの実在」について話していたそうです。稟性を天に授かりし天才とは斯くも光彩陸離たり得るのですねえ。だんなの様な凡夫には羨むことすら烏滸がましい。

 せえぜ、読書に恃むとしましょうか。「本とは手に抱える夢(ニール・ゲイマン)」ですから。

 

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