断線しない。コスパに優れたサンワサプライのBluetoothヘッドフォン

断線しない。コスパに優れたサンワサプライのBluetoothヘッドフォン MM-BTSH24 約10ヶ月ってみてレビュー


サンワサプライ Bluetoothステレオヘッドセット MM-BTSH24
サンワサプライ Bluetoothステレオヘッドセット MM-BTSH24



タイトルの通り去年の6月ぐらいから外で音楽やpodcastを聞く際は全てこいつを使って聞いているのですがかなりいいです。

僕が買ったときはアマゾンで3050円だったのですがその後友達に薦めようとしたら量販店と同じ6000円台まで上がってしまい残念、、、しかしここに来てまた4000円を切るところまで値段が下がって来ました。


何が良いって、「断線」と言う外用イヤホン、ヘッドフォンの一番の悩みからストレスフリーになり、結果的にかなり経済的です。

僕の場合かなりガサツな性格なこともあり、以前は少し良いイヤホンを買っても平均してふた月、酷いときには二週間ほどで鞄のなかで断線してしまっていました。

安いものでも一つ1000~2000円ぐらいするのでランニングコストがバカになりません。




また鞄から取り出すときに他のものに絡まっていたり、冬場厚着をして荷物が多いときなど、手持ちの荷物に線が絡まり引っ張られ耳からイヤホンが外れ、「ヌガァァァァァ」となることなども多く、「なんとかならんのか・・・」と思案していたときにこの商品を発見。


手持ちのイヤホン等を挿して使う他のbluetoothレシーバー等と違って、完全に文字通りのワイヤレスになるところに惹かれ購入したのですが、結果的に2011年買って良かったものランキング1、2を争うぐらい自分のなかで気に入っており非常に快適です。





こいつの特徴はまず、連続使用時間が公称20時間と非常に長い。
実際の使用感で言うと、毎日移動中に僕は1~2時間ぐらいは何かを聞くのに使っているのですが、1週間に一度思い付いたときに充電するかしないか、ぐらいの感覚で、電池切れをほぼ気にすることなく使えています。

また、充電時間も短いので出先で万が一充電が切れても(ほぼないですけど)、eneloopなんかの手持ちのモバイルブースターですぐに使える状態に復活できます。






そしてペアリングも非常に簡単。
僕は主に音楽を聞くときはisw12HT、HTC EVO 3Dとペアリングして使っているのですが、EVO側のbluetoothをONにしたあと、鞄からこいつを取り出して耳に装着。右耳の側のサイド部分にある一番大きな電源ボタンを長押しして電源が入ると直ぐに端末を感知してペアリングされ、音楽を聞ける状態になります。




また、なんらかのアクシデントで接続が解除されてしまっても、有線イヤホンが抜けた時と同じ様に端末が反応して音楽や音声を停止してくれるので、公共の場所で突然爆音で今聞いている曲が周りに漏れるということも無いです。
bluetoothイヤホンやヘッドホンを使ったことがない人はこういった実際の使い勝手が気になると思いますが、答えから言うと、普通の有線イヤホンと同じ感覚で使えるのもこいつの嬉しいところです。




当然、有線イヤホンのように、ブチっと線を引き抜いて音楽を停止させるがごとく、再生中に電源ボタンを長押ししてこいつの電源を落とし、そのままポケットに突っ込む、といった様なズボラな使い方もオッケーです(一部のカスタムROMを焼いた端末で、google music再生中にこれをするとROMが落ちる時があったので、そう言った端末でこの動作はあまりお薦めは出来ませんが)。





また、ヘッドフォンタイプなので、購入するまでは結構大きさがあるのではないかと気になりましたが、三つ折りのヒンジで折り畳むことが出来るので収納時は非常にコンパクトです。


鞄のなかではメガネケース一つ分ぐらいのスペースしかとりません。


装着は耳の上から後頭部に掛けるタイプなのですが眼鏡を掛けている僕でも違和感なく掛けることが出来ます。


重さも知れているので、数時間掛けっぱなしでも全く問題無しです。




そして接続性も非常に良好です。


一度試しに自宅(木造、一軒屋)二階の自室に置いたプレーヤーに接続したまま、どこまで接続が持つのか試してみましたが、直線距離にして約15m離れた一階玄関でもほぼ接続を保ったまま、音楽を聞くことができました。
普段の使用環境ではこんな極端な使い方をする人は居ないかもしれませんが。。


bluetooth規格は一世代前の2.1+EDRに対応との事ですが、出力機器側を2.1のDesire HDから3.0対応のEVO 3Dに変更すると接続性・音質が大幅に上昇し、音飛びなどが消えました。
Desire HDはアルミボディでbt出力強度に難ありと言った感じでしたので、この辺りは出力側機器に依存するのかもしれません。




デメリットを挙げるとするならば、まずカナル式密閉型イヤホン等に比べると音漏れは若干します。
それに伴う低音の減衰もそこそこといったところですが、初めて使った時の感想は、「思ったよりも良い音質じゃないか!」といった感じでした。
余談ですがEVO 3Dはイコライザの設定がbluetoothデバイスにも対応したので至極快適に、低音も太く設定して聞くことが出来ます。
ipodやiphoneに最初から付属してくるイヤホンなんかの方が、よっぽどドンシャリで音質悪いです。


音漏れに関しても、外で音漏れがするほど音量を上げてしまうと周りの音が聴こえず危ないので、普通に外で音楽を聞く分に音の品質は十分に合格点といえるのではないでしょうか。



とにかく、外での音楽視聴が完全な無線で出来ると言うのは、一度経験すると思っていた以上に快適です。

例えば雨の日、有線イヤホンだと、プラプラしている線が傘の柄に触れたり絡んだりして、「ぬあぁぁぁぁぁぁ」
と、タダでさえ不快指数が高い雨の日だってのに更にイライラさせられたりしますが、無線ならこんな事はありません。



また、例えば音楽を聞きながらスポーツやランニング、ウォーキングをする際、ipodやiphoneを、↓

こんなネックストラップで支持している方は多いと思いますが、如何せん肩が凝る、、
こんなときも、完全に無線になるこいつなら、ポケットに入れようがランニングマシーンの近くに置いておこうが、音楽が聞けるので非常に便利かと。




とにかく他のbluetoothレシーバーなどと異なり、「完全に線というものから解き放たれる」
というのがこいつの何よりのメリットだと思います。

何より3,000円台という値段なら、前述の通り、断線から解き放たれることによるイヤホンのランニングコストのカットに繋がり、結果的にかなりお得です。



こいつ自身の耐久性も、適度に弾力性のあるヒンジや、シンプルな作りにより壊れる気配は皆無です。普段は無造作に鞄の奥に突っ込んでいても安心です。

非常にオススメの一品です。