しろくまの日記

横浜在住の星好きなおっさんのブログです

夕方のISS通過(通過高度90度)、月とアンタレス接近など

ここ数日、比較的条件の良い夕方のISS通過が続いています。天気も安定しているため、つい撮影することになります。

 

9月9日

9/9 19:03~  EOS R6  RF16mmF2.8  252枚

南向き、画面正面~右にいて座、さそり座が写っています。(右端ぎりぎりにアンタレスが写っています)

右下から左上に伸びている軌跡がISSです。撮影準備が間に合わず、見え始め(右下)が撮れず最後も画面から外れてしまいました。

 

9月10日

9/10 19:51~  EOS R6  RF16mmF2.8  622枚

西向き、画面左にへび座~へびつかい座、右にうしかい座、かんむり座などが写っています。

左下から右上への軌跡がISSですが、飛行機が多くISSが目立ちません。そこで飛行機の一部をスタンプツールで消してみるとこんな感じ。

 

最近のアプリだと一発で消せるのでしょうが完全手作業です。多少すっきりしますが、やはり邪道ですね。

 

この日は月とアンタレスが接近しているということで、ISS撮影後にこちらも撮影しました。

9/10 20:04  EOS R6  RF100-400mmF5.6-8

何とかアンタレスの存在は分かりますが、先日の金星のような派手さはありませんね。

露出を延ばすと、

9/10 20:08  EOS R6  RF100-400mmF5.6-8

月は完全に飛んでしまいますが、アンタレスはだいぶはっきりします。拡大して確認すると8等星まで写っていました。

 

9月11日

9/11 19:05  EOS R6  SIGMA8mmF4Fisheye  530枚

今回のISS通過で最も条件の良い通過で真上を通過していきました。ステラナビゲータでの1秒毎の最高高度は89.6度でした。

画像上が北ですので、南西(右下)から北東(左上)への通過です。

画像でも見て取れますが、北東にかなり遠ざかってから急に増光し、最も距離が近い真上付近より明るくなったのが印象的でした。

 

今回はISSとの距離が420キロくらいとかなり近かったので、望遠でも狙ってみました。と言っても普段使っている廉価版望遠ズームでの手持ち撮影です。

9/11 19:07  EOS R10  RF100-400mmF5.6-8

400mm望遠手持ちからの20倍トリミング(面積比400倍)にしてはけっこう写っていますね。(200x300の60,000画素しかないのでこれ以上は拡大できません・・・)

急に増光したことろも撮影していました。

9/11 19:08  EOS R10  RF100-400mmF5.6-8

太陽光パネルの反射によるものであることが良くわかります。

太陽光パネルは当然太陽のほうを向いていますので、地球の影に入る直前に太陽と観測地点、ISSがほぼ一直線に並んだということですね。天頂付近を通過する際ならではの現象です。

 

夕方のISS通過はこの後も9月16日まで毎日楽しめます。

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