2012年は面白いブログより面白いブロガー。面白いブロガーより鋭い視点や考えが人を集める
2012年01月05日 公開
ちょうど2011年は転換期だったかなと。
一時期はブログ離れが起きて、Twitterやfacebookがほんと「神」となり、ブログは古いなんて言われたのが2010年。
だけど結局は「ブログ」のほうがソーシャルメディアよりもオープンな情報の伝達ができるということと、たかだか数文字のテキストに人の心を奪うことなどできるわけもなく、「ああ、やっぱブログか」というのが2011年。
そして2012年。
すでに2010年から流れは完成してきていますが「面白いブログ」を定期的に読む人より、はるかに「面白い人、考え、視点の記事」のほうが注目をあびるようになって来ている。ブログ単位ではなく、記事単位での評価が大きい。
アクセス流入がもう明らかに違う
2ちゃんねるまとめ系のブログははてぶからのアクセス大幅に増え、Twitterも完全に味方につけた感じ。情報系ブログは相変わらず検索エンジンとRSSリーダーからの流入が多いが、同種の情報を好む人がTwitterで結びつきやすいので、そういう人の間で、ピンポイントで拡散する。
ニュース、個人の思想、感想はTwitter、facebookのほうが多い。Googleプラスは・・・よくわからない。
NAVERまとめもだいぶ伸ばしてきている。というかはてぶがNAVERで埋まることも増えた。スタートラインが0の人は、NAVERで注目を集めて自身のブログにアクセスを回すという手も一つの手かも。
すでにアクセスが集中するブログはそれだけで有利。ただ、こうしてみると一つのブログという単位での評価は、徐々に上げていくのは大切ですが、それが全てではなくなりました。だから既存の人気ブログを追い抜くなんて無理という時代でもなくなったといえます。ブログでの勝負ではなく、記事の勝負ということですね。
なので、5年前に始めようが、今年始めようが、きちんと評価されやすい状態になっています。
これは「ブログ単位」の評価ではなく、「記事単位」の評価に変わってきていることのメリットの一つです。
しかし、デメリットもあります。
ブログ単位で評価されにくいというのは、記事での過ちやミスが、その人の全てに直結しやすくなっている点です。極論を言えば、原発反対をしているスタンスのブログが、ちょっとしたニュアンスの違いで、その1記事だけは原発も必要かもしれないという微妙な書き方をしてしまった場合、その1記事だけでその人は原発賛成派というレッテルを貼られやすい、ということです。
また、記事単位の勝負と言うことは、ライバルも大量に居るということになります。
どうやって攻略する?
去年一年間で圧倒的に伸びたと感じるブログの最大の特徴は「特徴がある」ということです。
完結に以下2点。
1)覚えてもらう
パッと見て「これは前に見たブログだ」と言われなければならない。それが1ヶ月前に見たブログでも、覚えてさえもらえていれば、親近感をブログを通して抱いてもらえる。
いつでもオープンなブログがしっかりしていなければ、よほど面白い記事を連発しない限り、伸び悩みます。
で、ここで必ず出てくるのがTwitterとfacebookをやりましょう的な流れ。これは違う。
個人のTwitterやfacebookは生活の中に食い込んでくるものであり、無理やり始めてもいい結果につながるものではない。単にそれらを楽しむべきであり、ブログのために始めても残念な事になる。
2)説得する方法を考える
人の脳に刺激を与える記事には、必ず説得力がある。
- リアルでのコミュニティに参加する
- 記事一つ一つにプレゼンを活用する
- 考える時間を増やす
1つ目。会いましょう。
会った人の言葉と会ってない人の言葉の重みは違います。もちろん合わないでブログだけで勝負することは出来ますが、どちらが優位かという話。
2つ目。記事でプレゼンしよう。
記事で相手を説得するんだと考え始めると色々な書き方のバリエーションが手に入ります。
あなたの文章や会話のプレゼンテーションを向上させる9つの記事文章を生み出す為に必要な事は、ブログの記事のタイトルをいかにして最後に納得してもらうかを考える事です。相手に対して納得してもらえるような内容を書くと、色々な言葉を使う必要が出てきますし、時には数字やデータが必要な場合もあるでしょう。
同時に、記事に面白さや、真剣さ、想いなどが乗るようになります。
ブログで商品の需要を作る方法
例えばテレビのCMもそうですが、自分が乗っている車がCMされれば「うんうんいい車だ」と購入した人も説得してます。誰かが考えいている事でも、それを具体的に文章にすることで、相手は「うんうん、あ、やっぱりか」と納得します。これもひとつの説得。
そういう考えもあるんだなと相手に示すためには、少なくとも相手を落とす方法を学ぶ必要があります。学びましょう。
3つ目。考ようよ。
私がブログを書く時に考えるのは「なぜ」です。
「なぜお金は汚いのだろう。」
綺麗なものはないのか?
お金とは何か。贈り物とはなにか。
「なぜダメな企業サイトが増えるんだろう」
説得をしないサイトが多い→なぜか
「わかってもらえない」ダメな企業サイトになるための3つの条件
「なぜ人はChromeを使うのだろう」
→便利だ→エクステンションがいい
私が厳選して愛用するGoogleChromeエクステンション12個+消した奴36個
→というかChromeよりPlusのほうが便利だ
今更だけどChromePlusが便利な12の機能と使い方
「なぜネットだとすぐに小遣いが稼げるとか安易に考えるんだろう」
→イメージ?手軽?
だからwebもリアルと同じでがんばらないとダメなんだって
このように、ちょっと気がついた所から、いくらでも「なぜ」が生まれるはずです。
多分私の性格かもしれませんけど、かなりどうでもいいことも、なぜなのか気になって仕方がなく、なんでお年玉上げるのかとか、なんでお雑煮食べるのかとか
普段当たり前のように行なっている自分の行動ですら、なぜ今これをやっているのかと考え始めると、意外と自分でもわかってないことが発見できます。「なぜ」の発見は、人を説得する大事な発見なのです。
記事単位の勝負に遠慮はいらない
恐れずに考えたことを書いてしまおう。
こうした人の考えや思考、結果は多くの人に届かずとも、人の心の深くに突き刺さることもあります。頭でなぜをねり回し、書いてみると初めて気がつくことも多々あります。
そうやってブログを楽しんでいるうちに、ファンがだんだん増えていくんじゃないかなと思います。
それでは、また。