Twitterの大衆化によってブログ界隈における『タイトル』に変化が起きている
2012年01月24日 公開

Twitterの影響によって、ブログ界での記事のタイトルに変化が起きている。それは静かにやってきて、少しずつ大きな影響を与え始めている。
Yamadaです。
というわけで、今回注目したのが最近ブログ界隈で起こっている『タイトル』の微妙な変化について考えてみましょう。
代表的な変化
極端な例を上げます。
レベル0 今までのごく一般的なタイトル
『iPhoneの満充電を10回行えるモンスターバッテリーの登場 アイホンバッテリーブログの日記』
これを起点に考えてみましょう。
レベル1 ユーザー名の挿入
『iPhoneの満充電を10回行えるモンスターバッテリーの登場 @yamada_nt アイホンバッテリーブログの日記』
リプライ名を挿入することで、どこでどんなツイートをされているかをわかりやすくするために入れている人が増えてきてますねー。
レベル2 ハッシュタグの挿入
『iPhoneの満充電を10回行えるモンスターバッテリーの登場 #iphone @yamada_nt』
同列の話題にぐさっと刺さっていこうという狙いが込められています。
レベル3 感情のつけたし
『こりゃすげー!iPhoneの満充電を10回行えるモンスターバッテリーの登場 アイホンバッテリーブログの日記』
けっこう一般的に浸透。使い勝手も良い。あとでデータとしてお見せしますが効果も高い。
レベル4 誰かが言った風なコメントの付け足し
『こういうのは欲しくなる|iPhoneの満充電を10回行えるモンスターバッテリーの登場』
|や / は記事のタイトルにコメントを付けてツイートする人がよく使います。これも意外と効果的。
レベル5 芝生
『これほしすwwwwwwiPhoneの満充電を10回行えるモンスターバッテリーの登場』
芝生効果も以下で説明します。
レベル6 拡散希望
『【拡散希望】iPhoneの満充電を10回行えるモンスターバッテリーの登場 #iphone @yamada_nt』
これさえ入れておけば、「そんな事しなくても拡散されるものは拡散され、ダメなものはダメ」という嫌味ツイートや、嫌味ブックマークを貰えるという優れもの。すぐに飽きられて読者を失う可能性に目を向けてはいけない。
とまぁこんな感じ。
レベルが高ければ高いほど効果があり、なにか大事なものを失う可能性も高いという順に並べて見ました。実際ブログの話じゃなくてもTwitter上で【拡散希望】ってついてたら拡散なんてしたくないって人は多いし、毛嫌いする人も確かにいます。「www」がブログタイトルにつくのが、将来的に検索エンジンに対して良い結果を生むのかどうかも少し疑問が残ります。
このあたりはアクセスに効果があるからと言って、それが一時的なものなのか、将来的に必要なものなのかを考える必要はあるかもしれないですね。
レベル4までは意外と効果的?
少し話を変えますが、以下の画像は私のツイートしたリンクの過去14日間を集計したクリック数です。

昨年度から色々見ている限り、なんらかのコメントを付け足したほうがクリックされやすいという法則があります。14日間で総クリック数が8347件。そのうち上位4位までに、なんらかのコメントを付け足しているという事がわかります。
特に去年の6月頃からは、「感動した」系の記事に人気あつまる傾向にあります。おそらくこれは時代の流れかもしれませんね。

この図はあくまでも私のフォロワーさんの傾向なので、単に私のフォロワーさんが笑いに飢えているという傾向を示すだけかもしれませんけど、上記のリンクを紹介する際に、何らかのコメントを残すほうが拡散、もしくはふぁぼられやすい傾向にあります。
なので、最初からすでにブログのタイトルに、それらしい感情やコメントがあると、意外と誰かがその記事をツイートして、そのツイートをさらに第三者が見た時、紹介者のコメントなのかな?と思い、クリックしてしまったりするのでは無いかな考えられます。
また、Twitterって意外といい加減な所がありますので、中身なんか見なくても『とりあえず良さそうだから拡散しとけ』的なものもあります。そういう時もブログタイトルに感情的な文が含まれていると効果的なのかもしれませんね。スマホが普及して最近特に感じますけど、「とりあえずファボっておいて後でブラウザで見る」なんて人も多いですよね。
そんな時の判断材料に、皆さんは知らず知らずのうちに、リンクに対してコメントが付いている方がふぁぼる傾向にあるというのも、ちょっと思い出してみると良いかもしれません。
今度ブログのタイトルを考える時にちょっとだけ考えてみるのも良いかもしれませんね。
それでは、また。