dnjiro’s 9VAe blog

誰でもアニメが作れる無料ソフト9VAeきゅうべえ開発者のブログ

9VAeきゅうべえ Windows版 再構築メモ

アニメ作成ソフト9VAeきゅうべえの アプリストア版を開発するのは難しいことがわかったが、開発環境を最新に変更できないか(すくなくともWindows8 以降)と思い、調査した。

 

 

Visual Studio 2022 では、XPプロジェクトを開くことができない

  • 9VAe Windows版は、Windows XP のころの Visual Studio で作られている。このプロジェクトを読み込んで、コンバートできるのは、Visual Studio 2019 までみたいだ。Visual Studio 2022 では読み出せない。Visual Studio の過去バージョンは、サブスクリプション登録しないと入手できないみたい。古い VisualStudio は貴重。
  • いったん、VisualStudio 2019 で、コンバートすれば、VisualStudio2022で、さらに上位バージョンに変換できる。ビルドするには、以下の修正が必要だった

デバッグ情報の形式をなしにする(/Zl→なし)

  • 古い形式はつかえない
  • 右側のソリューションエクスプローラ>プロジェクト右ボタン>プロパティ>C/C++>巣b手のオプション>デバッグ情報

添字が負の値ですエラー(/Zp1→規定)

  • 構造体メンバーのアライメントを1バイトにしているとエラーがでるみたい
  • 2バイトでもエラー。「規定」に変更。64ビットとか、ARM版などには規定にしとかないといけないのだろう

 

afxres.h がみつからない

strmbasd.libがみつからない

  • strmbase.lib に変更するとエラーがなくなった
  • 右側のソリューションエクスプローラ>プロジェクト右ボタン>プロパティ>リンカー>入力
  •  

SAFESEHイメージには安全ではありませんエラー

  • ソリューションのプロパティから、「リンカー」→「詳細設定」→「安全な例外ハンドラーを含むイメージ」を「いいえ(/SAFESEH:NO)」に変更。(参考記事はこちら)

 

LIBC.lib を開くことができませんエラー

未解決の外部シンボル fillbuf

  • JPEGの処理でつかっているみたいなので、とりあえずつかわないようにした
  • GDI+の関数にさしかえれば、JPEGの処理ができるようだ

筆圧ペンの搭載

  • Wintabというワコムのライブラリと、RealtimeStylusというMicrosoft COM を使う方法の2つがあるようだ。
  • RealtimeStylusの参考記事(Tech notes)
  • COMのイベントを受け取るハンドラを定義して、イベントを受け取る。WM_イベントは異なる仕組み
  • Win8以降だと、WM_POINTERDOWN イベントで、タッチやペンイベントがくるらしいが、9VAeでは取得できない。

atlbase.h がない

  • こちらに記事がある
  • ツール>ツールと機能を取得  で VisualStudioインストーラをひらく。個別インストールで、ATLを追加したがうまくいかなかった
  • 追加インクルードパスに、直接フルパスを追加した

windows.h がない

  • 新規でVS2022をインストールして、2019プロジェクトを変換すると発生
  • V141は、VS2017(Win8.1対応)、V142 は VS2019(Win10 対応)、V143 はVS2022 (Win11対応) らしい。V142をいれるとエラーはなくなった

math.h がない

  • 新規でVS2022をインストールして、2019プロジェクトを変換すると発生
  • 古いVisualStudioから、windows.h がはいったVC98フォルダをコピーした
  •  

atls.lib がない

 

TRACKER : error TRK0005:rc.exeがない

  • rc.exe はリソースコンパイラ。古いリソースが変換できていないようだ
  • rc.exeをふるいものからコピーしていれてみたが、オプションエラーが解決せず

 

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