立憲・枝野氏「猫もしゃくしも改革。乗ってしまった反省がある」

立憲

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立憲民主党枝野幸男前代表(発言録)

 国会に送って頂き、32年目になる。でも(私は)まだ若い。米国の民主党の大統領候補であるカマラ・ハリス氏は、私と同い年だ。世代交代を受けた側であることは、強調しておきたい。

 日本新党から初めて衆院選に立候補した時も、責任ある「変革」が党のスローガンだった。それから30年余り、猫もしゃくしも政治家は、「変革」「改革」と言う。ずっとやってきたのは、小さな政府と民営化と規制緩和。私も最初の10年間は、その主流派に乗ってしまっていた反省がある。

 (行政の)無駄にメスを入れるのと、ただ金をカットするのは別問題だ。高齢化は進み、介護の必要な人たちが増えているにもかかわらず、介護サービスを小さくしてきてしまった。

 無駄は削る。しかし、本当に社会のために必要な予算をしっかりと確保していこうではないか。(宇都宮市での街頭演説で)

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    秦正樹
    (大阪経済大学情報社会学部准教授 )
    2024年8月14日9時26分 投稿
    【視点】

    拙稿(秦正樹.(2023).「「改革」的な政策とはなにか?:コンジョイント実験による検証」『年報政治学』2023-2:294−320)では、外交安保・経済金融・新自由主義・価値観など9つの政策を取り上げて、どのような政策を「改革」とみなして

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