X・ドレーク

シャボンディ諸島編

小競り合いを起こしたキラーとウルージの戦いに割って制止した。“麦わらのルフィ”が天竜人を殴った「天竜人の一件」に発する海軍部隊来襲時に際し、Dr.ベガパンクの開発したパシフィスタの実力を図るためパシフィスタに奇襲を仕掛ける。

この時、大将黄猿とうっかり遭遇し「しまった…黄猿と出遭うつもりはなかった」と語った。黄猿から「戦ってみるといいよォ」と交戦を促され悪魔の実の能力でアロサウルスに変身し、パシフィスタの頭部から流血させる程の損傷を負わせたがレーザーで身体を貫かれてしまう。その後黄猿にホーキンス、アプー、ウルージと共に4人まとめて倒されてしまったが、上手く逃げ出せたのか或いは本来の立場故に見逃されたのかは定かでは無いが、捕縛されることはなかった。

頂上戦争編

シャボンディ諸島にて、マリンフォード頂上戦争を映像電伝虫で観戦し、映像が途切れると諸島から出航し、終戦を見届けた。そして、「───海軍もまた…変わらざるを得ない………!!」と時代の先を見据えた言葉を語った。

"新世界"に突入すると、四皇“カイドウ”のお気に入りのとある冬島を守護していたスコッチの下を訪れ、彼の警告を受けたにもかかわらず襲撃を開始した。

表紙連載「カリブーの新世界でケヒヒヒヒ」

四皇カイドウの傘下としてカイドウの縄張りに姿を現し、諸々の経緯から「ガブル隊長」として武器工場の労働者暴動鎮圧に赴き隊長の祖母を処刑しようとしていたスコッチを呑み込み反乱軍を指揮していたカリブー達を瞬く間に倒し、カリブーを連行していった。

ドレスローザ編

連行後、カイドウ一味の下に戻り、新聞記事からドフラミンゴの敗北を知る。その際に仲間達にドフラミンゴによって父を殺害された事を明かすが、「……昔の話だ…恨んじゃいない」と特に表情を崩すような仕草は見せなかった。

ワノ国編

第一幕

1年以上前に「真打ち」として百獣海賊団に加入し、お玉や天狗山飛徹が住んでいた編笠村を要だった用心棒の侍5人を倒し壊滅させたことが判明。

現在は百獣海賊団の幹部「真打ち」の中でも、最強の6人と言われる「飛び六胞」の1人となっている。

第二幕

狂死郎一家の子分を叩きのめしたサン五郎への見せしめとして、ページワンと共に花の都に招集される。

その翌日、ホーキンスと行動し、手入れをした湯屋で偶然覗き行為をしていたおそばマスクと遭遇。しかし、初め湯屋に入るのを拒否していたドレークは、女性客の裸を見た途端に卒倒。何とか起き上がり、おそばマスクの正体をすぐさま見破るが、逃げられてしまう。

トの康の正体判明後は、ホーキンス達とトの康の処刑に立ち合った。そして処刑直後に乱入したサン五郎と交戦。しかしドレークはどこか不自然な様子を見せており、ローを捕らえたホーキンスにもその様子を指摘された。

幕間

「─だろうな 先日殺し合いをしてたカイドウとビッグ・マムだが…… 手を組んじまった」

幕間では海賊ではなく海兵として行動。えびす町の外れの小屋で同じSWORDの部下である海軍本部の大佐コビーと密かに連絡を取り合い、百獣海賊団とビッグ・マム海賊団が同盟を組んだ一件を伝えた。またこの際にコビーからワノ国の外の状況を聞き、驚いていた。

第三幕

年に一度行われる百獣海賊団の宴会「金色神楽」の会場、鬼ヶ島に他の飛び六胞と共に集う。さらにカイドウの名を借りたキングに召集をかけられ、カイドウの息子であるヤマトの捜索を命じられた。

金色神楽が始まった後、侵入者の擾乱を利用してクイーンを殺しに行くフリをしたフーズ・フーの罠に嵌められ、クイーン、フー、ホーキンスの3人に包囲されてしまう（この時、捕らわれていたローを解放したのは彼である事が判明したが、監視が付いていたため既にバレてしまっていた）。裏切りが露呈し、最早弁解は不可能だと判断したドレークは壁を爆破して逃走。この絶体絶命の状況を打破できる方法を必死に考え始める。

スパイとしての立場上、海軍に戻る事はできない。そんな彼に残されていた希望は、部下のコビーから話に聞いていたルフィの存在だった。そのたった“一縷の希望”に賭けたドレークはルフィの前に立ち塞がっていたナンバーズの十鬼を“X狩場”で撃破した後、ルフィに共闘を志願した。

「“麦わらのルフィ”!!!理由あっておれは孤軍!!」

「お前達と共に戦わせてくれ!!!」

ルフィからは即座に共闘を聞き入れられたが、当然自身の正体までは明かせず、フランキーやジンベエからは疑いの目を向けられ、ゾロに至っては攻撃を仕掛けられる。しかしドレークの裏切りを知ったアプーから挑発を受けた事で、元々アプーが嫌いだったドレークは麦わらの一味をアプーに「弱小海賊団」呼ばわりされ怒ったゾロと一時的にタッグを結成した。

しかし、裏切り者のドレークや麦わらの一味、侍達を始末するためクイーンは宴会ホールに細菌兵器「氷鬼」を使用。さらにクイーンはアプーに抗体を託し「氷鬼in鬼ごっこ」という敵味方入り乱れた抗体の争奪戦を起こしてしまう。ドレークはゾロと協力し抗体を奪おうとアプーに猛攻を仕掛けるが、その最中に落下してきた菊の丞の腕を見て、奮起したゾロにより一撃で斬り伏せられるアプーを目の当たりにする。

深手を負い抗体を奪われたアプーはなおも抗体を奪い返そうと襲いかかってくるが、ドレークは獣形態でアプーに噛みついて投げ飛ばし、ゾロ達に向かってこの場は自分に任せるように進言した（この時、ゾロからは「勝ち馬に乗る才能はあるようだな」と評された）。その後もチョッパーを彼が抗体を完成させて氷鬼の騒動を鎮めるまでヒョウ五郎と共に護衛した。

その後はナンバーズの一美、ニ牙、三鬼がいる岩戸の間でアプーから決戦決着後に漁夫の利を狙う同盟を持ちかけられるが、ルフィとの義理を果たすため一蹴。アプーの能力を見抜いて追い詰めるが、戦闘中にヤマトが乱入。更にナンバーズのニ牙がヤマトを追って暴走したことで戦闘が中断。一美と三鬼を連れてヤマトを追いかけ始めたアプーを仕留めるべく追跡する。

アプーを追跡した先でニコ・ロビンを追っていたCP-0のゲルニカ及びマハと遭遇。彼らには自身の正体を知られており、「不都合」と称されて消されかけるが、ゲルニカから攻撃を受けたアプーが反撃を仕掛け、ドレークは先程同盟を断ったアプー及び一美、三鬼と呉越同舟でCP-0の2人と戦う事となる。

しかし、ミンク族の戦士達から異常な強さと評される程の戦闘力を誇るマスクを着けたゲルニカたちには力及ばず、三鬼共々返り討ちにされた挙句、アプーにも見捨てられてしまう。

その後なんとか復活し、自身の掲げる正義に従ってゲルニカを背後から剣で突き刺す。だがそれでも致命傷を与えることはできず、指銃を首に受けて再びダウンしてしまった。

カイドウとビッグ・マムが敗れ去った後、城内で倒れていた所にキラーとの戦闘で致命傷を負ったホーキンスが現れ、クイーンの元へ行く前にホーキンスが口にしていた「ある男が明日まで生きている確率が1%である」という話の詳細を彼に振り、それがホーキンス本人だったことを明かされ、そのまま斃れ行く彼を見届けた。

それからルフィ、キッド、ロー達がワノ国を出港するまでの間、彼の動向は一切明かされていない。

ワノ国に海軍大将緑牛が襲来した際も姿を見せず、ワノ国編終幕後もSWORD所属の海兵から行方不明と言及されるに留まっており、その安否をヘルメッポたちから心配されている。

そして1117話にて生存が確定。

海軍GS総合病院で治療を受けている姿が確認できるため、ワノ国での戦いの後は海軍に救出されたか自力で帰還したと思われ、SWORDのメンバーとも無事合流できた模様。