TIM

てぃーあいえむ

ゴルゴ松本とレッド吉田によるお笑いコンビ。

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概要

ゴルゴ松本とレッド吉田によるお笑いコンビ。主にコント・一発ギャグを行う。

1994年にコンビ結成。コンビ名のTIMは「Time Is Money（時は金なり）」を略したもの。初期は「T•I•M」という表記だった。由来は(もともと俳優志望であったこともあり)デビューが他の芸人より遅かったため、「時間を大切にしたい」という想いから。

名字を略して「ゴルゴ」・「レッド」と呼ばれることがほとんどである。

タモリの『ボキャブラ天国』でブレイク。

「命」「炎」などの人文字ネタが有名で、彼ら(特にゴルゴ)の代名詞とも呼べるネタとして10年以上にわたって披露されている。なお、(半分冗談のような表現ではあるが)持ちネタの「命」はゴルゴによれば、ある新年の朝に山を見た際に『命』という字が浮かび上がり、自分の体に入っていくような体験をした事がきっかけであるという。

2人とも元高校球児で、レッドは3年夏の甲子園、ゴルゴは3年春の選抜にてベンチ入りした経験がある。そのため、スポーツ系の企画に挑戦したり、身体能力を生かしたネタを披露する機会が多い。

2人の出会いはゴルゴの住んでいたアパートに、たまたま引っ越してきたレッドが挨拶に行ったことがきっかけである。共に役者を目指して上京してきたことや、同じく高校球児であったことなどから意気投合し、よく連れ立って行動していた。

ポケモンシリーズとの関わりが深く、『ポケモン☆サンデー』、『ポケモンスマッシュ!』においてMCを務めており、2008年の映画『劇場版ポケットモンスターダイヤモンド＆パールギラティナと氷空の花束シェイミ』ではそれぞれ『ポケモン☆サンデー』における役名（ゴルゴ所長、レッド博士）名義でゲスト声優を果たした。

また、その後のポケモン番組にも時折ゲストで出演することもある。

2003年4月〜2007年3月には『天才てれびくん』6代目MCを務めていた。

親しみやすいキャラクターやわかりやすいギャグで、老若男女問わず人気がある。ライブには小さな子供から老人まで参加しているという。

メンバー

ゴルゴ松本

本名:松本政彦(まつもとまさひこ)

ボケ担当。

1967年4月17日生まれ。埼玉県出身。埼玉県立熊谷商業高等学校卒。既婚。

ゴルゴという芸名はゴルゴ13を元ネタにしたコントをやっていたことから。また、かつてはスーツに葉巻姿で登場していたが、実際にはタバコは苦手である。一時期ちょび髭を生やしていた時期もあった。

人文字をはじめとして、一発ギャグを得意としている。熱血キャラで知られており、バラエティ番組で体を張ることも多い。

その「男らしい」見た目や芸風とは裏腹に、非常に几帳面で綺麗好き。独身時代は一人暮らしが長かったが、きちんと整理整頓し綺麗な部屋を保っていた。

2011年からボランティアで少年院での「命の授業」と題した慰問活動を行っている(後述)

『天才てれびくん』の司会をやっていた時は俗に言う悪役担当であり戦士達を引き立たせる為にいじる事が多く嫌っている人も多くいた。

レッド吉田

本名:吉田永憲(よしだながのり)

ツッコミ担当。1965年10月30日生まれ。

京都府出身。東山高等学校、佛教大学文学部卒。既婚。妻との間に5人の子供がおり、非常に子煩悩なことで知られている。なお、アメリカで大ヒットとなった「ヨシダソース」の社長、吉田潤喜は従兄弟にあたる。

芸名の由来は照れ屋で赤面症だったことから。また楽屋ではよく喋るが、カメラが回った途端に黙り込むことから、「楽屋王」のあだ名がつけられたこともあった。当初は強烈なキャラクターの持ち主であるゴルゴに隠れ目立たなかったが、『内村プロデュース』でニセ英語や5文字の適当な言葉で韻を踏む「レッド語」を披露し「レッドワールド」と称された。

ギャンブル好き。特に競馬ファンで競馬情報番組にも出演している。

京都出身だが、テレビ出演の際などは基本的に共通語である。

『天才てれびくん』における『最高の司会者は誰か』という議題ではほぼ名前が出て来る。

その為、ゴルゴは呼び捨てだがレッドは『さん』付けで呼ぶ天てれファンも多い。

ゴルゴのボランティア活動について

ゴルゴは2011年からボランティアで少年院に赴き、慰問を行なっている。

内容は彼らの持ちネタである「人文字」に絡めた、漢字の部首や書き方に準えて命や家族、愛について語る「命の授業」というもので、2015年にはこの活動をまとめた『あっ!命の授業』を上梓。2018年には法務省より「法務省矯正支援官」に委嘱されている。

以下はテレビ番組で取り上げられた際のゴルゴの発言を抜粋したものである。

『夢』を追いかけて行くと人は愚痴を『吐』いていく、しかし前向きに努力して行く事で、夢は『叶』う。危険な時は遠回りしていい『逃』げても良い。時が来ればまた『挑』めば良い。
『幸』せな状態でも何かが欠ければ『辛』くなる。苦難、災難、困難が無いことを『無難』と呼ぶが、無難な人生を送った人など一度もいない。むしろそんな難が起こる人生こそ『有難』い。
命は人を一叩きして快感を得るという意味では無い、人類がずっと繰り返してきた心臓が鼓動を刻む事の連続が『命』。だから自分を産んでくれた母親や女性は大切にしよう。(命が『始』まるという字は女が土台になると書く為。)そして世界に命の輪を広げていって欲しい。