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長坂秀佳

ながさかしゅうけい

長坂秀佳とは、日本の脚本家、小説家、評論家。
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概要編集

1941年愛知県豊川市に生まれる。

豊橋工業高校機械科在学中にみた「野獣死すべし」に影響を受け映画の道を志し、高校卒業後は東京でプラスチック工場で働いた後に東宝に入社。そこで美術助手を5年間勤め、テレビ部企画課に移動。

1966年に「ものを言う犬」がNHKコンクール佳作に入賞し、68年にドラマ化。これをきっかけに脚本家として活動を開始し、東宝撮影所を経て70年にフリーとなり、「帰ってきたウルトラマン」から特撮の脚本を手掛けるようになる。

特に「特捜最前線」では放映10年で109回を書き上げ、メインライターとして番組を支えた。

また「人造人間キカイダー」では伊上勝と共にそれまでの勧善懲悪ヒーローものとは異なる「自信の存在意義に悩む主人公像」を描ききり、ライバルキャラクターのハカイダーのキャラクター性に大きな影響を与えた。


89年に「浅草エノケン一座の嵐」で江戸川乱歩賞を受賞する傍ら、ゲーム「弟切草」「彼岸花」のシナリオも手掛け、99年の「透明少女エア」で初の監督デビューを果たしたが近年では再びテレビドラマの仕事へと戻っている。


作風編集

自分の好き嫌いが作品に大きく出ることが多く、『アクマイザー3』では仲良しごっこが嫌いだったのでいつ裏切られてもいいようにと3人とも裏切り者として設定。女性によるメロドラマが好きで且つアクションが嫌いだったので、『人造人間キカイダー』や『快傑ズバット』では人間ドラマにパートを多く割く(ズバットのタイムリミットは単にウルトラマンのような特徴としていれただけ)、『七人の女弁護士』では一家心中が嫌いなので一家心中を迫った実の親と児童虐待をした義理の親・どちらに親権があるかに義理の親を選択(第三者という選択はない)、といった具合。

ズバットではスポンサーの言いなりになるのが嫌だったのでビークルであるズバッカーをほとんど活躍させなかったため商品が売れず打ち切りになり、スポンサーと東映の関係が悪くなったという。


『キカイダー01』では兄が弟から名前をつけられるようではおかしいと最後まで反対、「01キカイダー」というタイトルで提案したが、原作者である石ノ森章太郎以外は賛同を得られなかった。

前作で影のある主人公が東映上層部から不評だったため01は真逆のヒーローとして描くことになったが、本人は乗り気ではなかったためビジンダーワルダーが誕生、01本人よりもそこにドラマの比重が置かれるようになった。


主眼としたテーマははっきり書くが、そこに至るまでの経緯やその他の部分はかなり適当に描くことも多い。

また本人いわく「子ども向け作品でも手は抜かない」とのことで、伊上勝や上原正三はなるべくモブでも子どもの犠牲者は出さないように見せるのに対し、こちらは容赦なく殺す。(さすがに溶けて死ぬシーンなどは見せないが)

ゲストに性格に問題を抱えた人間が登場するも何のお咎めも改心もなく退場していく話も度々ある。


代表作編集

テレビドラマ編集


特撮編集


ゲーム編集


関連項目編集

脚本家

會川昇平松正樹…弟子

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