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猫(ベガパンク)

さてらいと

少年漫画『ONE PIECE』に登場する天才科学者・Dr.ベガパンクの個性豊かな分身たち。
目次 [非表示]
この記事は単行本・アニメ未収録の重大なネタバレ情報を含みます。

概要編集

天才科学者ベガパンクが発明した活動方式(システム)。

名は「」と表記して「サテライト」と呼ばれている。


ホワッとした名称とは裏腹に、その実態は超高度な科学技術。

当て字「サテライト:本体から離れて存在するもの」の意味合い大きく、〝優良な人手を増やすため、優秀な本体の分身体を生成する〟という目的で造られた「複製=クローン


計6人の分身体は「自己複製」に留まらず、

  • 各々へ個性を強調した人格の設定
  • 年齢・性別・体型など個体差を設ける
  • 個体同士での三大欲求等の感覚の共有・連動

など、ベガパンクの倫理に縛られない独創性・高度な科学力が窺える。


本人から説明を受けたモンキー・D・ルフィはいつものごとく難しい話に「?」を浮かべる反応をしつつも、それが凄まじく異様である実態だけは理解できたのか、どこかドン引きした様子を見せており、ジンベエもまた困惑を隠せなかった。

また普段冷静なロブ・ルッチが少々混乱する反応を見せている様子から、作中世界でも特異な手段・高等な技術であると分かる。


サテライト一覧編集

型番名前CV特徴
PUNK_01正(シャカ)
「正」シャカ
阪口周平フルフェイスヘルメットにロングコートで肌の露出が一切ない。体型からおそらく男性。冷静で思慮深い猫たちのリーダー役。固い口調で一人称は「私」。
PUNK_02悪(リリス)
「悪」リリス
平野綾最初に登場した個体。右メカクレのボーイッシュな巨乳美女。「悪」だけに発言が物騒で倫理観を軽視している。老人口調で一人称は「わし」。
PUNK_03想(エジソン)
「想」エジソン
白石涼子小柄なロボットのような外見。実験を始めたり閃いては設計図を描き出したりするアウトプット担当。口調は関西弁で一人称は「ワイ」。
PUNK_04知(ピタゴラス)
「知」ピタゴラス
川島得愛大型のロボットに見えるが、頭部だけでも独立できる。実験結果を分析するインプット担当。敬語口調で、一人称は「ぼく」。
PUNK_05暴(アトラス)
「暴」アトラス
本渡楓カイドウ並みにデカく、尻尾と羊に似た獣耳があるオレっ娘の子供。暴れるのが仕事らしく、猫の中では一番の武闘派。男口調で一人称は「おれ」。
PUNK_06欲(ヨーク)
センシティブな作品
田村睦心アトラスに匹敵する長身で、そばかすのある露出の多い美女。猫達の食事・排泄・睡眠の欲求、通称「KDN(クーダスネール)」を代行する。ゆったりとした口調で一人称は「あたい」。

特に男性モデルの外見を見る限り、一般的なSFのクローンのようなオリジナルの遺伝子から複製・生育するタイプではなく、サイボーグやロボットにオリジナルの人格を複写・共有させるというかなり珍しいタイプに見られる。

考察界隈ではオペオペの実による「シャンブルズ」との類似が指摘されている。


なおベガパンクはかつて"生命の設計図"と例えられる「血統因子」を発見しており、これを皮切りに、彼の同期だった科学者が血統因子の研究を進めクローンの兵隊を複数種類開発し、更に人道を無視した生体兵器の実戦導入などの出来事があり、これらとの関連もいずれ明かされるものと思われる。


また本体は悪魔の実の能力者だが、分身体であるサテライト達も海水や海楼石といった能力者特有の弱点を共有しているのかは不明。






以下、単行本最新108巻未収録のネタバレ注意










































エッグヘッド編終盤にて、本体が度重なる攻撃によって絶命

しかしこの時点で生存しているサテライト達(リリス、エジソン、アトラス、ヨーク)はその後も普通に活動している様子が見られる。

この描写から、サテライト達はパンクレコーズ(脳)さえ無事ならば本体が死亡しても問題なく活動できることが判明した。


さらに当人曰く「死の定義が違う」らしく、サテライトは端末に過ぎないため予備パーツを組み立てなおせば復活可能。破壊されたシャカとピタゴラスもこの手段で復活した。


余談編集

名称の由来はことわざ猫の手も借りたい」で、作中でもこのシステムをルッチに説明したカクが口にしていた。

また「好奇心は猫をも殺す」とも掛かっている可能性もある。


当て字はそのまま「サテライト衛星」と思われ、本体である「ステラ惑星」と対比になっている。


それぞれの個体は神話や歴史上の人物が、更に外見はかの偉大な漫画家のキャラクターのオマージュである説が有力。


備考編集

前述でも触れたように天才ベガパンクの特異な人間性・飛躍した技術力で実用された〝猫〟により、ややこしいが「ベガパンク本人であり別人でもある存在が複数いる」の大要から、当サイトに限らず、関連したファンアート二次創作では同類・近似した呼称が複数使用も想察される。


その為、別表記として「猫(サテライト)」「猫(ONEPIECE)」などの活用も想定される。

※ただし後者だと、動物や肩書の猫、更にネコネコの実やネコ科のミンク族も適用されるなど、連想範囲が大きいため解説に工夫が必要となる。


以上の観点から、本作の標題ONE PIECE』や本稿「猫(ベガパンク)」などの関連語句の活用(タグ付け)で絞り込み検索棲み分けマイナス検索をすることが望ましい。


関連タグ編集

ONEPIECE エッグヘッド

ベガパンク

分身


作品外編集

六道仏教における輪廻転生の考え方。

猫が6体であり、その漢字がポジティブな「正・想・知」とネガティブな「悪・暴・欲」とそれぞれ3つずつあることから、モチーフの可能性がある。


ペイン六道@『NARUTO』:本体とそれぞれ異なる6体に分かれている集団繋がり。

個体の名前は元ネタである仏教のものがそのまま用いられており、声は本体男性個体女性個体で分かれている。

彼らは操られている死体だが、ベガパンクの技術の中には死者復活が可能かもしれないと言われているものがある。また正と悪の会話から、こちらも視界の共有が可能であると思われる。

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