猪子
いのこ
曖昧さ回避
- 遊郭に潜む鬼の情報を得るため、女装して潜入任務中の姿。
- 公式のおまけ漫画で性別が女の子になった姿。
本稿では順に解説する。
因みに、作品投稿数は1.の女装した猪子(いのこ)が多い。
吾峠呼世晴の漫画『鬼滅の刃』に登場する嘴平伊之助が、他の同期たち・炭子(すみこ)(竈門炭治郎)と善子(ぜんこ)(我妻善逸)と共に遊郭へ潜む鬼の情報を得るため、上官・宇髄天元の指揮で女装した姿。名前は猪子(いのこ)という設定で、単行本9~11巻の辺りになる「遊郭編」で登場する。
潜入任務の趣旨は、客としてではなく店員(※)として内部から深く探るため、女性社会である遊郭へ潜入捜査するには男子隊員では務まらず、成り行きで参加した伊之助は他の2人と共に女の子へなる、つまり女装する必要があった。
※おそらく禿(かむろ:遊女が使う見習い童女、いわゆる雑用の従業員)として、潜入先の店へ雇われたと思われる。
・・・だが、当初の男子が女子になった仕上がりは、、、
ギョーン
と、残念な出来映えで当前に雇先の仲居達からは酷評されている。その後、なんやかんやで潜入先の店へ雇われた後は、各々が仲居達によりまあまあ可愛らしい見た目へ仕上げられている。
そして例外というか当然に伊之助本人は不服だろうが、元から美形の素顔である猪子は一番似合っている。これを安価で得られた逸材と喜び仲居達は奮起した。他2人に比べ上等な着物を与えられていることからも窺える。
因みに、嘴平伊之助は声が野太く女声が出せないため、怪しまれないように他の従業員など人前では無言で振る舞っている。当然、半裸姿にもなれるはずがなく、触覚による索敵能力もいつもほど発揮できずにいるため、容姿という利点を持ちながらも最も鬱屈の溜まる状況に置かれることになっている。
「ジャンプGIGA2016 Vol.2」のおまけ四コマ漫画(単行本4巻にも収録)にて嘴平伊之助が、他の同期たち・炭子(すみこ)(竈門炭治郎)と善子(よしこ)(我妻善逸)と共に性転換、つまり肉体的に女の子となった回。名前はいの子という設定で、本編の女装時と表記が異なる。
顔つきのみ描かれたが、元から女と見紛う程に整った顔立ちなため、殆ど男の時と相違ない変化だった。
因みに作品上の時系列だと、伊之助の美麗な素顔は本編よりも先にジャンプGIGAのおまけ四コマ漫画で明かされるというミスが起こってしまい、それに関して当の四コマが掲載されている単行本4巻の巻末にて、作者・吾峠呼世晴が謝罪している。
ファンアート・二次創作では、このおまけ四コマ漫画へ沿う他に「(伊之助は殆どの場面で上裸のため)全体像だと胸にサラシを巻いている」「髪型をアレンジ」など、各々の発想で描かれた作品も投稿されている(ありがとうございます)。