「ふっ、知らないようだから教示しましょうか。バニーこそはカジノの正装なのです」

「ひとつ――賢くなりましたね？」

プロフィール

持ち前の勝負勘、洞察力、精神力により、ベガス最強のディーラーとしても君臨している。

彼女の前ではどんなイカサマも見破られ、どんな幸運持ちも膝を屈するのみだ。

概要

2019年水着イベント『水着剣豪七色勝負！』に登場するランサーアルトリアの水着版。レアリティは☆5。開催一週間後のピックアップ2召喚にて、ラムダリリスや沖田と同時に実装されている。

別名「アルトリア・ルーラー」とも呼ばれている通り、ランサーのアルトリアがルーラーにクラスチェンジした姿（プロフィールにも『霊基を変えたランサーアルトリア』と記載されている）。

人物

基本的に敬語を用いる点は変わらないが、ランサークラスの時と比べると神霊に近い存在であるがゆえの孤高感は消えており、誰に対しても温和に接する性格に変わっている。これは、水着である間はオフなので多少は、羽を伸ばしても構うまいと無意識化で考えているためだそうである。

特異点においては、水着剣豪が運営するカジノ群の頂点である「カジノ・キャメロット」の支配人で、武蔵をも寄せ付けない実力を持つ圧倒的なラスボスという立ち位置にいる。バニーガールの格好をしているのは、これがカジノにおける正装であると、部下たちに言い含められたからである。

自ら「獅子王」の号を名乗っていることや、緑色の目の色から見て、獅子王が中身のようにも思えるが、それ以外の共通点は全く無く「全くの別人」とプロフィールでも明記されている（マイルームでも本人が「かつて敵対した獅子王とは別人である」と明言しており、同時に「ややこしくて申し訳ない」とも言っている）。「水着獅子王」とは、あくまで水着剣豪の一人として、カジノ・キャメロットの支配人として、そして水着姿のアルトリア（ランサー）としての称号に過ぎない。

他の水着サーヴァントの例にもれず、彼女も再臨で水着を披露してくれる。

第2再臨での水着は白のハイレグで、その上から透けるほど生地の薄いレースのようなパレオとマントを身に着けて、大きな鍔付きの帽子を被っている。ぱっと見ると全身真っ白なコーディネートなのだが、水着のデザインやレースの模様が凝ってあり、見るものを飽きさせない優雅なデザインになっている。聖槍が変化した日傘を手にしており、バトルでもこれを聖剣や聖槍のように振るう。

第3再臨では、最初のバニー姿をベースにスカートやグリーブが追加されて、より王らしい姿。

なお、ふとももに装着したホルスターに収納されているのは、クナイ状のカードビットの束。

能力

セイバー霊基同様に、ギャンブルに滅茶苦茶強い。持ち前の勝負勘、洞察力、精神力に裏付けられた腕前は本物で、彼女を特異点のラスベガスにおける最強のカジノディーラーたらしめている。

基本的にはカルデアに召喚されるランサーと同一人物だが、ランサーでなくなったことに伴い騎乗スキルを失っている。騎乗スキルがなくなったことにより、ドゥン・スタリオンに乗れなくなってしまったが、光の獅子を召喚して使役する能力を手に入れている。ドゥン・スタリオンは彼女と共に戦闘に参加するわけでもないが現界自体はしており、カルデアの厩舎エリアで休んでいる所を目撃されている。この白馬が自身の現界用の魔力をどうやって調達しているのかはわかっていない。

モーション中では、カードを持って刃物のように斬り付けている他に、フラフープのように回転させて斬り付ける、手裏剣のようにカードを投擲する、光の獅子を召喚して噛み付きや咆哮波で攻撃させる、カードを円状に展開して敵の頭上から光柱を発生させるなどの能力を披露している。

第2再臨では、閉じたパラソルを槍のように（ロンゴミニアドが変化したもの）扱い、刺突や斬撃、地を走る剣圧、光の波動などで攻撃しており、光の獅子の召喚についても引き続き見せている。

何気にカードを主武器として扱うサーヴァントはこれが初めて。

スキル使用時には胸元からカードを取り出すモーションがある。

また、ラスベガス特異点においては、配下である水着剣豪達の対戦を統括する存在として、魔術障壁によって外界と隔離された「戦わなければ出られない闘技場」を設置する能力を有していた。

ステータス

保有スキル

宝具

燦々とあれ、我が輝きの広間（ブライト・エハングウェン）

• ランク：A+
• 種別：対軍宝具
• レンジ：1～99
• 最大捕捉：300人

「展開、準備！」

「輝きは空に、陸に、海に。いいえ……輝きは人にこそ！『燦々とあれ、我が輝きの広間（ブライト・エハングウェン）』！！」

「偶には、良いかもしれません。」

「ロンゴミニアド、準備！……もとい、主砲（しゅほう）展開準備！『燦々とあれ、我が輝きの広間（ブライト・エハングウェン）』！！」

「ならば見せよう。我が広間を！」

「これこそは、我が高機動型大広間（こうきどうがたおおひろま）！水陸両用！『燦々とあれ、我が輝きの広間（ブライト・エハングウェン）』！！」

ウェールズの伝承集『マビノギオン』に収録された、アーサー王達も登場しているエピソード「キルッフとオルウェン」に登場する、名工の手がけた大広間。本作においては『王の財宝』に収納されたヴィマーナめいた鋭角的なフォルムを持ち、水上を浮遊して航行する「高機動型大広間」として登場している。水上を征く高機動型大広間『エハングウェン』を一時的に実体化させた後に、特大の魔力光を敵陣全体へと撃ち放つ、アルトリア・ルーラーこと水着獅子王最大の攻撃である。

詳細は該当記事を参照。

ゲーム上での性能

☆5ルーラークラスとして、ステータス上はHPの高い耐久寄りであるのだが、実際は攻撃バフが豊富なスキル構成や宝具性能による自己強化型のアタッカータイプ。総合的に強力な自己強化にNP効率を併せ持つが、多くのクラスに防御で有利となるルーラークラスと言えど、耐久に直結するスキルが複合効果故にタイミングを計るのが難しい「ロイヤルバニー(A)」の回避しかないのが欠点。

一方でルーラークラスは攻撃で有利を取れるクラスは少ないが、宝具は攻撃バフに防御力無視効果があるので、相手が回避や無敵状態でない限りは等倍でもある程度はダメージを通しやすい。

また、スキル「ロイヤルカード」は当初、元々ランダム性の強いコマンドシャッフルとクリティカル威力アップ効果の噛み合わせが悪いのが難点であったが、2020年6月20日『水着剣豪七色勝負』復刻の最中に強化クエストが実装。クリアする事でランクがB+にアップし、新たに「一騎のみの場合を除き味方単体にコマンドカード選出不可状態を付与＋NP獲得量アップを付与」効果が加わったことで、CTも最大で5Tに短縮する。これにより、選んだ味方キャラクター一騎のカード五枚が配布選択から除外されるので、ランダム性は残るがある程度お目当てのアタッカーのブレイブチェインが狙いやすくなった。水着BBちゃんのカード固定+スター供給スキル『無貌の月』と合わせる事でチェインを維持、逆に手札が悪かった時の切り返しが可能（誰が呼んだか通称・ロイヤル無貌）。

また、2024年8月の『セレブサマー･エクスペリエンス！』での復刻で「獅子の騎士」が強化されており、バスター性能アップ追加の他、攻撃力アップの対象が自身から味方全体へと変更された。

関連人物

藤丸立香

契約したマスターにして、カジノ・キャメロットの挑戦者。

王としての責任から外れたためか、普段よりも親愛や独占欲が強く出ている。

色々な意味で成長しても、そこらへんはやはりアルトリアの系譜であった。

葛飾北斎（剣）、宮本武蔵（狂）、ジークフリート

水着剣豪の内、マスターの味方でカジノの挑戦者（ジークフリートは微妙なラインだが）。

北斎に対しては、マイルームにて「まだ生まれたての雛」と称し、成長を楽しんでいる。

締切間近の作家、目慈恵怒、ペンギン水上スケーター、サメ長女

水着剣豪の内、配下のカジノオーナー達……と言っても好き勝手統治しているので、統率できているとは言い難い。マイルームでは「どれも中々の曲者」と呆れつつも、その実力は認めている。

ランスロット（剣）、ガウェイン

獅子王に「豪華な場所にはバニーが必須」と騙した円卓の騎士。言われた獅子王本人もあっさり受け入れている。それで良いのか騎士王。なお、本人たちは「アロハ騎士」としてディーラーを務めている。そして凄腕である他、天性のマダムキラーとしても活躍している。そしてもちろん、王に忠誠を誓う騎士であること自体は変わらないため、水着獅子王を守る騎士としての役目もある。

トリスタン

アロハ騎士最後の1騎にして、唯一アロハシャツを着ている居眠りアーチャー。

アロハ騎士なのでランスロットやガウェイン同様凄腕ディーラー及びマダムキラーである。ランスロット、ガウェインと共にアロハ騎士として、水着獅子王に挑むマスター達の前に立ちふさがる。

ガレス、モードレッド、ベディヴィエール

カジノ・キャメロットの従業員を務めている騎士達。モードレッドはカジノに飽きてサボろうとしているが、ガレスがお目付け役のように監視している。ただしガレスはアロハ騎士が何なのかよくわかっていない様子。ベディヴィエールは胡乱な状況に困惑しつつも、一応忠実に仕えてはいた。

謎のお兄さん

マスター達のピンチに度々現れていた謎のお兄さん（バレバレなことには突っ込むな）。カジノに訪れたスカサハ・スカディを出迎えており、カジノ・キャメロットのスタッフであることが明らかに。

ヘンリー・ジキル

モードレッドの友人にして、彼もまたカジノ・キャメロットのディーラーの1人を務めている。

マイルームにて、モードレッドと共にいる彼に「引き続きよろしく頼む」と声をかけていた。

水着のアルトリアシリーズ達

初年度から去年にかけて、先んじて水着霊基となっていたアルトリア達。

彼女達より成長した姿だからか、大人の魅力を見せると余裕を見せている。

アーサー・ペンドラゴン

異世界における騎士王で、客としてカジノに訪れていた。そんな彼にカジノ・キャメロットの感想を求めると「貴女はバニーというものをきっと勘違いしている」と言われてしまったため「ウサギは愛らしい獣でしょう。それ以外の何物でもない」と反論するものの、彼はそれ以上言わずにその場を去ってしまった。このボイスで、アルトリアは彼を「アーサー」と呼んでいることが判明した。

パーシヴァル

円卓の騎士の1人で、イベント時点では未実装であった。マイルームでの水着獅子王によると、王のバニーガール姿を見れた事に感激の涙を流しているとの事である……パーシヴァル、お前もか。

ジェームズ・モリアーティ（弓）

水着獅子王にギャンブルで敗北し、カジノ・キャメロットのバーテンダーとして働いている。

その一方で、引き続き独自に金儲けを企んだり、主人公達へと情報を渡したりもしていた。

光のコヤンスカヤ

とある獣性の半身でバニーガール仲間でもある。彼女のバレンタインデーイベントにて、コヤンスカヤに雇われてシナリオにまさかの登場となり、主人公をカードゲームで文字通りの借金地獄へ叩き落した。なおその時のネーミングは「RSFしか出さないディーラー」。詐欺にもほどがある。

ユーウェイン

円卓の騎士の1人であり、獅子の騎士の異名を持っている番外騎士。

スキル欄において名前が上がっており、型月世界でも存在が確定した。

余談

• ファンからの愛称はこれまでの例に倣い「バニ王」「バニ上」「バニトリア」などがある。いずれも非常に語呂が良かったりする。
• 意図したものかは不明だが、実装日の8月21日はちょうど「バニーの日」だったりする。
• ルーラークラスではあるのだが、カール大帝や始皇帝に続く、聖人ではない「支配者」（正確には「支配人」）という意味でのルーラーという事になる（一応、某征服王にはかつてその在り方を聖人に例えられた事があるが）。
• 戦闘セリフでデュエルやカードなどの用語を多用するためカードゲームネタともとれる。ちなみに中の人は様々なカードゲームアニメに出演している。

関連イラスト

第一段階

現状では召喚時やシナリオで見せるバニー姿が人気で、この姿で描かれることが殆ど。

第二段階

第三段階

↑中には通常のランサーの彼女に衣装を着せたイラストも散見される（上記のように、乳王と獅子王とでは瞳の色が異なる為）。舞台にもぴったりなため、背景でカジノが描かれていることも多い。

関連タグ

Fate/GrandOrder　見参!ラスベガス御前試合〜水着剣豪七色勝負!

アルトリア・ペンドラゴン(ランサー)

ラスボス　バニーガール　カルデアバニー部

水着バニー　殺人ウサギ