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朱川湊人

しゅかわみなと

日本の小説家。大阪府出身。
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概要編集

朱川湊人(1963年1月7日 - )は、日本の小説家。

大阪府出身。5歳の時に両親が離婚し、父や二人の兄と共に9歳の時に足立区へ引っ越す。


経歴編集

小学生の頃は江戸川乱歩シャーロック・ホームズ等の推理小説を読んでいたが、中学生になると太宰治に憧れ、彼の作風をまねた小説を書き始める。

高校3年生の時に放送局公募文芸賞に応募し佳作に入賞。小説家を目指すようになる。


大学卒業後は美術雑誌を出版する企業に就職したが、小説家の夢を諦めきれずに27歳で退社。結婚して娘と息子に恵まれ、公務員の妻が働き自分は家で小説の執筆をつづけたが、落選続きだった。

しかし開き直ってホラーに作風を変えた所、2002年に『フクロウ男』でオール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビューを果たした。


アニメ・特撮ファンでもあり、2006年に『ウルトラマンメビウス』第32、39、40話の脚本を担当。同作の小説版『アンデレスホリゾント』も執筆した。


小説以外のメディアミックスでは短編集『都市伝説セピア』収録の「昨日公園」、『かたみ歌』収録の「栞の恋」、『水銀虫』収録の「薄氷の日」(クリスマスの怪物)が世にも奇妙な物語でドラマ化、『フクロウ男』『アイスマン』『死者の恋』が『都市伝説セピア』のタイトルでWOWOWでドラマ化、『鏡の偽乙女薄紅雪華文様』がNHK-FMでラジオドラマ化、『赤々煉恋』収録の「アタシの、いちばん、ほしいもの」が『赤々煉恋』のタイトルで土屋太鳳主演で映画化されている。


作風編集

作品は短編集、短編連作が殆どで、長編は少ない。

昭和30年代から40年代の下町を舞台にしたノスタルジックホラーが得意。地味な分野であるノスタルジックホラーの認知度を大きく高めた。


普通の人間に不思議な出来事が起こる70年代の日本SF的な展開を基本とし、そこからいい話、感動へと繋がる「白朱川」とホラーを交えて心の仄暗さ、残酷さを描く「黒朱川」の両極に分かれる。


主な作品編集

「都市伝説セピア」

「白い部屋で月の歌を」

「さよならの空」

「花まんま」

「かたみ歌」

「わくらばシリーズ」

「赤々煉恋」

「水銀虫」

「超魔球スッポぬけ!」

「いっぺんさん」

「スメラギの国」

「本日サービスデー」

「あした咲く蕾」

「小説ウルトラマンメビウスアンデレスホリゾント

「太陽の村」

「銀河に口笛」

「鏡の偽乙女紅薄紅雪華紋様」

「オルゴォル」

「遊星小説」※笹公人とのコラボ小説「遊星ハグルマ装置」の朱川執筆部分を文庫化

「箱庭旅団シリーズ」

「満月ケチャップライス」

「サクラ秘密基地」

「なごり歌」

「月蝕楽園」

「無限のビィ」

「今日からは、愛の人」

「わたしの宝石」

「主夫のトモロー」

「幸せのプチ 町の名前は琥珀」

「私の幽霊 ニーチェ女史の常識外事件簿」


関連タグ編集

小説家


乙一…同じくウルトラシリーズの脚本を担当した小説家。

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