ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

御法度

ごはっと

『御法度』とは、1999年に公開された大島渚監督の時代劇映画。
目次 [非表示]

一応用語の御法度の意味は

法律や集団・コミュニティの規則(および暗黙の了解)または社会慣習で禁止されている事項。


あらすじ編集

1865年、京都。新隊士を募集した新撰組の元に、大勢の入隊希望者が集まった。加納惣三郎と田代彪蔵の二人が剣術の腕前を認められて採用されたが、二人の入隊が隊内に波紋をもたらす。

加納は沖田総司と渡り合うほどの剣術を持っていたが、人を斬ることに躊躇がなかった。そして人を惑わす美少年でもあった加納に、田代が夜這いをかけ衆道にたらしこんでいく。

加納を想う隊士は他にもいた。特に湯沢藤次郎の言い寄り方は強引で、加納と関係を持つに至る。ある夜、湯沢が暗殺され、隊内に疑いが向けられる。


概要編集

同性愛的観点から新撰組を切り取った異色の時代劇。原作は司馬遼太郎の時代小説『新選組血風録』より、「前髪の惣三郎」と「三条磧乱刃」。

監督の大島渚は、1980年代後半よりテレビのコメンテーター業などに活動の主軸を移しており、監督作品としては『マックス、モン・アムール』(1987年)以来実に12年ぶりとなる。企画は1995年から進行していたが、大島の体調不良により制作を中断し、1999年にようやく完成に漕ぎ着けた。その後の多年に亘る闘病などで亡くなるまでメガホンを取れずにいた事もあり、結果として本作が大島の遺作となった。


大島渚(監督)・ビートたけし(出演)・坂本龍一(音楽)の三人は『戦場のメリークリスマス』(1983年)以来の顔合わせとなった。

また、土方歳三をビートたけし(北野武)、近藤勇崔洋一と、大島と縁の深い映画監督が演じている。この配役について、大島は新撰組を率いていた二人だから、実際に現場でスタッフを率いている映画監督に演じさせたといい、同時に撮影現場でのサポート役を彼らに託したとも言われている。

当時15歳だった松田龍平の映画デビュー作でもあり、その年の新人賞を総なめにした。


キャスト編集

土方歳三 - ビートたけし

加納惣三郎 - 松田龍平

沖田総司 - 武田真治

田代彪蔵 - 浅野忠信

近藤勇 - 崔洋一

井上源三郎 - 坂上二郎

山崎蒸 - トミーズ雅

菅野平兵衛 - 的場浩司

伊東甲子太郎 - 伊武雅刀

湯沢藤次郎 - 田口トモロヲ

吉村貫一郎 - 伊藤洋三郎

武田観柳斎 - 藤原喜明

篠原泰之進 - 菅田俊


スタッフ編集

監督・脚本 - 大島渚

製作 - 大谷信義

プロデューサー - 大島瑛子 / 中川滋弘 / 清水一夫

ラインプロデューサー - 元持昌之

原作 - 司馬遼太郎

音楽 - 坂本龍一

衣装 - ワダエミ

撮影 - 栗田豊通

美術 - 西岡善信

監督補 - 成田裕介

殺陣 - 中瀬博文 / 橋本和博

武術指導 - 東郷秀信

特殊造型 - 原口智生 / 伊藤成昭

製作協力 - 映像京都 / 松竹京都映画

企画・製作 - 大島渚プロダクション

製作会社 - 松竹 / 角川書店 / IMAGICA / BS朝日 / 衛星劇場

配給 - 松竹


データ編集

公開 - 1999年12月18日

上映時間 - 100分

製作国 - 日本

言語 - 日本語


関連タグ編集

映画 / 邦画 / 時代劇 / 映画の一覧

幕末 / 新撰組 / 衆道


外部リンク編集

御法度 (映画) - Wikipedia

御法度 - allcinema

関連記事

親記事

大島渚 おおしまなぎさ

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 43604

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました