姫崎莉波

性格

大人びた雰囲気のある3年生。しっかりもので優しく、面倒見のいい寮のみんなのお姉さん。

その母性溢れる外見に違わず家事全般が得意で、自作の弁当で余った分を周りの寮生におすそ分けしたりしている。

多くの後輩からも慕われている人物だが、過去の挫折から自分に自信がない。加えてその優しい性格が仇となり、オーディションのような勝負事には消極的になりがち。

その反動からか、彼女のプロデュースで最終試験1位を取ると大声ではしゃいで喜ぶという意外と子供っぽい一面が見られる。

寿司を愛する莉波by咲サクくっきー（さく）

また彼女の影に埋もれがちだが、実はかなりの食いしん坊。手毬は二次創作のイメージに反して食事描写がそこまで多くないが、莉波は海の家で大量の料理を注文したり、ご褒美に寿司の出前を取ったとプロデューサーから聞いて大喜びしたりと何かにつけて物を食べている。一応、アイドルコミュではプロデューサーとシェアしたりする描写もあるため、それでも体型は維持できている模様。

一年生の頃、麻央・星南・燕が起因となったクラスのギスギスムードに堪忍袋の尾が切れて一喝したことがあり、それがきっかけで級長に抜擢された。この時の莉波の様子を燕は後に「母君のようだった」と述懐している。

過去

子供の頃に観ていたテレビの歌のお姉さんに憧れたのがきっかけで学園に入学。一年生の時点で「Love☆しすたぁず」というユニットに「リナぽよ」として所属していた。この時莉波は「妹キャラ」担当として髪型をツインテールにする等努力はしたものの結果は振るわず、ユニットから外される事となった。

その後は基礎レッスンに明け暮れる毎日だったらしく、ステージに立つ機会も少なかった事もあいまって、学園卒業と同時にアイドルの引退さえも考えていた。彼女のアイドルコミュではそんな状況でプロデューサーと出会い、一度は「きみの求めるようなアイドルには、たぶん、なれないと思う…」と断ろうとするも「最高のアイドルにして見せます」と言うプロデューサーの言葉を受けてスカウトを了承。新たに『お姉さんキャラ』として再起を目指す。

プロデューサーとの関係

『学園アイドルマスター』の主人公であるプロデューサーとは、幼少期の夏休みに彼を世話した幼馴染のような間柄で、幼少期のプロデューサーは身長が低かった事情もあり、莉波は当時の彼を年下だと勘違いしていた。

莉波のプロデュースシナリオでは、初星学園でプロデューサーと運命的な再会を果たし上述の誤解は解かれた。

本ゲームではどのキャラも次第にプロデューサーに対する好意を高めているのだが、莉波の場合は上記の通り引退も考慮し始めた段階からのプロデュース開始となるためか、彼女に好意を抱かれるのがプロデュースの前提となっており、プロデュース中もプロデューサーとの妄想などがぼろぼろと独り言としてこぼれている。基本的に学マスPは、アイドルからの好意に対してはスルーの態度だが、莉波に対しては「恋愛に詳しくなれるよう」と少女漫画を大量に渡すなど、有能なPがここだけクソボケを極めている。

ソロ曲「clumsy trick」が真正面の恋愛ソングで、その歌詞に「はみ出したい」という言葉があるため、「（プロデューサーとアイドルという関係を）はみ出す気満々」などとよくネタにされる。

なお、プロデューサーを呼ぶときの作中でのボイスは「プロデューサーくん」だが、実際には「（名前）くん」と直接名前を呼んでいる(ちなみにこの呼び方、プレイアブルでは無いもののもう一人いる)。

一方初星コミュにおけるプロデューサーは事前に調べてないために気付いていないのか莉波が幼馴染である事に全く触れる様子がなく、彼女からそれっぽい事を言おうとしたが突如現れた十王星南に彼の関心が向いたため失敗に終わりすれ違ったままの状態になっている。幼馴染みであるということすら気づいて貰えない負けヒロインどころかモブの扱いである。

お姉さんキャラ

年下で血の繋がりのないプレイヤーの姉になる為、いわゆるソシャゲの姉を名乗る不審者キャラとして扱われることがある。

しかし実際のところ、この手のキャラクターとしては珍しくプレイヤー側が先に莉波に『お姉さんキャラ』を学ばせるために自分を弟のように接して欲しいと求めてきて、最初は莉波自身も困惑しながらも段々と受け入れていったという経緯がある。

そのため、彼女の担当プロデューサー（プレイヤー）の方が逆に弟を名乗る不審者として扱われることもある。

学マスにはやたらと姉であることをアピールしてくる花海咲季やちびどものことをよく口にする藤田ことねなどが、キャラとしてお姉さんをやっている莉波と比較されることがあるが、莉波にも実の妹がいるので実際にもお姉さんである。

前述の「姉を名乗る不審者」の影響から咲季を実姉、莉波を偽姉と書かれることがあるが、偽表記は不快に思う人がいるので注意。

スタイル

バスト・ヒップともに90台というグラマラスボディの持ち主。

バストはさらに上がいるものの、ヒップは海老原菜帆と同値で登場時点ではアイマス全体でも最大である。

加えて登場アイドルの中で唯一黒ストッキングを着用している点もあり、魅惑の脚線美で色気が一際強調されている。

R-18率もイラスト数では佑芽に次ぐ27.7%と高い傾向にあるが、Pと幼馴染という彼女特有の設定からか小説の方は34.6%とさらに上回る。漫画ジャンルも合わせた総合だと27%。

有村麻央

クラスメイトの1人。一年生からの知り合いで、二人が並ぶと王子と姫のよう。

莉波とは同じ外部入学生だが、土地勘があり学生寮にたどり着けず迷っていた所を助けた時に知り合った。

彼女は生徒会所属ではないが、学生寮長を担当しているためお互い苦労を共有しあっている仲でもある。莉波からもその人助けの一面を買われて生徒会に誘われた事があるが、「自分は裏方で他人をサポートする身ではなく、脚光を浴びている方が似合っている」という考えから断っている。

莉波のアイドルコミュではプロデューサーを自慢するも、その育成方針から上述の弟を名乗る不審者だと疑われる羽目になってしまった。下手すればPは彼女から格闘技で撃退されていたかもしれない。

十王星南

同じくクラスメイトであり生徒会長。

入学時からの仲であり星南ははっきり友人と明言しているのだが、莉波側は『会長』呼び(1年時は『十王さん』)で敬語を使う等、その関係はやや歪なものとなっている。

莉波の仕事ぶりには彼女も太鼓判を押すほどだが、あまり自覚はない様子。

だが、ことねから頼れる先輩としてかなり慕われている事には猛烈な嫉妬心を抱いており、「まさかあなたが私を裏切るなんてね」と怒り莉波をドン引きさせた。

雨夜燕

クラスメイトであり生徒会副会長。

燕の可愛らしい一面を知っているそうで、学園でただ一人だけ彼女の事を『燕ちゃん』と呼んでいる。

倉本千奈

星南の勧めで生徒会執行部に就任。緊張する彼女の心の支えになっており、SSR「てとりあしとり」のコミュでは面倒を見ている様子が描かれた。

藤田ことね

バイトのし過ぎで体に鞭打つ生活を送っているため、莉波の存在はとても頼りになっている。

テストで複数赤点を取ってしまい追試が控えている時も助けられただけでなく、彼女が提案した苦学生の救済制度申請にも付き合ってもらうなどその後のサポートまで抜かりない。

彼女のアイドルコミュで、ミニライブの観客として登場。プロデューサーからライブの感想を述べられ、「とても良かったけど、いつもと違って笑顔が固いと思う」と率直にアドバイスした。

clumsy trick

『姫崎莉波 1st Single「clumsy trick」』収録曲。2024年8月28日発売。

L.U.V

『姫崎莉波 2nd Single「L.U.V」』収録曲。2025年3月26日発売予定。

歌声は君いろ

『姫崎莉波 2nd Single「L.U.V」』収録曲。2025年3月26日発売予定。

キミとセミブルー

『Season Solo Collection Vol.1 「キミとセミブルー」』収録曲。CDにはソロバージョンも収録。2024年8月14日発売。

冠菊

『Season Solo Collection Vol.2 「冠菊」』収録曲。2024年8月14日発売。

仮装狂騒曲

『Season Solo Collection Vol.3 「仮装狂騒曲」』収録曲。2024年11月18日発売。

White Night! White Wish!

『Season Solo Collection Vol.4 「White Night! White Wish!」』収録曲。2024年12月11日発売。

初星学園アイドル科 生徒自己PR

2024年4月22日に、X（旧Twitter）で、App Store Japanが『学園アイドルマスター』のリリース前にアイドルの卵たちに自己PRをお願いした。

「はじめまして。」

「3年生の姫崎莉波です。」

「生徒会では書記をしてます。」

「初星って、すごい才能のある子たちの集まる学園だから、自信をなくしちゃうこともあるけど、アイドルになりたい気持ちは、誰にも負けないつもりだよ。」

「みんな、よろしくね!」

【学マス】姫崎 莉波のかわいい集

2024年5月13日に東京メトロ新宿駅メトロプロムナードでデジタルサイネージに字幕付きの動画が公開。2024年5月15日にYouTube上でショート動画として公開。

「なあに? プロデューサーくん?」

「「莉波お姉ちゃん」って。」

「え、ええっと……なんか照れちゃうね。」

「お姉さんとの約束だよっ♪」

「み、魅力的……?」

「きみが撫でて欲しいだけじゃない?」

「じーっ……」

「……プロデューサーくんの、ばか。」

「はいはい、わかったから。今はおとなしく寝てようね。」

他シリーズの類似・共通キャラクター

• 白菊ほたる、服部瞳子（シンデレラガールズ）/緋田美琴（シャイニーカラーズ）：全員が再始動に尽力するアイドル達。
• 小関麗奈（シンデレラガールズ）：誕生日が同じ3月5日。
• 柳瀬美由紀（シンデレラガールズ）/浅倉透（シャイニーカラーズ）：プロデュースされる以前からPと面識があるアイドル達。