概要
SKIP中部地区・フジヤマ市分所の所長(ただし、人間のメンバーは彼1人)。40歳。
同分所に配備されているチャッピー(後にまいこッピー、マリンピー)とは凸凹コンビ。
かつては地球防衛隊に所属し、深海怪獣アリゲトータスを捕獲した功績でSKIPに引き抜かれた。そのアリゲトータスに情が移り「ピーター」と名付け、現在も家の風呂場で飼育している。
本人の弁によると独身らしい。
なお本人は「激しい格闘の末アリゲトータスを捕まえた」と吹聴しているが、のちに公開された公式Xのデータベースによると実際のところは趣味の釣りの最中にたまたま釣り上げただけの模様。
人物像
本人いわく防衛隊時代はブイブイ言わせていたらしいが、現在ではフジヤマ市にほとんど怪獣が出現してない(過去10年でもたったの2回。方や地底から顔を出して引っ込んで終わり、方や上空を通過しただけと全く被害なし。曰く「オリンピックより頻度少ない」)経緯から暇を持て余す毎日を送っている(劇中では電話がかかってきたが、ラーメンの出前の間違い電話だった)。
性格は平和ボケしてしまったせいか、本当に元地球防衛隊員なのかと疑いたくなる程に能天気(もっとも、これは本人の気質よりも、フジヤマ市での活躍の無さから腐っていたと見る方が正しい)。
アークは「どこの誰かは知らないけれど誰もがみんな知っている」として前向きに捉えており、ラストではアーク達の活躍を見て心機一転、もう一度花を咲かせるよう努力する意気を見せた。
一方で上記の通りお調子者な一面もあり、最近ではそれがバレ始めたことでたらい回しされるように転勤を繰り返す羽目になった。
動向
チャッピーとアークのデータを見直す内に、その活躍に触発されたイチロウは上記の通り意気込んだ…
…直後、本部からの辞令で東北の分所に異動となった……(これにはチャッピーも流石に「ドンマイ」と慰めていた)。
その後、3ヶ月間もの短期間で東北から九州へと様々な分所を3回もたらい回しにされ、新たな赴任先である関西のミヤコ市分所でまいこッピーと邂逅(どこの分所も怪獣が全然出現しない地域だったため、職員が自分(所長)とAIロボットしかいなかった模様)。
まいこッピーのアークに対する過度な憧れに満ちた言動に辟易しつつも、改めて(異動続きの忙しさで知らなかった)アークの活躍と〈オニキス〉案件のデータの見直しをしていた。
その最中、ふとイチロウは「ウルトラマンって他にもいるのか?」との疑問を口にするや否や、まるで何かの予兆のようにまいこッピーの飾っていたアークの写真が倒れだし、まいこッピーとともに震え上がるのだった……。
さらにその後、回り回った果てに太平洋にある南の島・サンボン島の分所(というのは名ばかりのSKIP職員の保養施設)の所長(管理人)となる。
もう現場復帰はなさそうだという落胆や南国の気候とマリンピーの口調に参りそうになりながらも、日本ではトリゲロス襲来でアークが行方不明になったことを心配していた。しかし、マリンピーから「アークは以前に行方不明になっても帰ってきたストロング・ガイ」だと言われたことから無駄に心配しすぎてもしょうがないと考える(この時「闘い続きで疲れがたまったアークが来るんじゃないか」という妄想力を解き放ってた際に、星元市で起きた「妄想」関連の事件と急に怪獣がいなくなり、記憶も曖昧になってる時期、そして黒いもう一体のアークも出現した事を思い出していた)。
現在、大変な状態の星元市分所のメンバーの活躍も聞き、星元市に真の平和が訪れたら彼らを招待して疲れを癒してやろうと決意し、彼らに応援を届けるとともに保養所の整備に取り組むのだった。
なおピーターは海外に連れていけないため、実家の母であるトシコ(70)に預けており、彼女から「たま」と呼ばれて今はそっちの呼び名が定着していることを本人は知らない…。