上皇后
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じょうこうごう
上皇后とは、天皇の退位等に関する皇室典範特例法に規定されている皇族で、上皇の后を指す。
上皇は、本来「太上天皇」の略称としてきたが、本法の上皇はかつての太上天皇とは異なるというニュアンスで選ばれた。しかし、上皇自体は歴史上でも使われてきたのに対して、上皇后は全く新しい名称ということで当初から賛否両論が起こっていた。
当初案は、従来通りの「皇太后」を使うつもりであったが、皇太后の英訳が「Empress Dowager(未亡人)」ということで、新たに上皇后を作ったとされる。しかし、歴史的にみて皇太后が必ずしも未亡人というわけではないという意見や英訳を「Retired Empress」に変更すればいいという意見などがある。
また、皇太后の略称である「太后」を採用すればよかったという意見もある。
宮内庁は、英訳として「名誉」を意味する単語を加えて「Empress Emerita」とすることを決定した。
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