パゴゴ
ぱごご
アニメ『ポケットモンスター』の主人公リコが所有するペンダントの真の姿であるテラパゴスのニックネーム。
元々は いにしえの冒険者ルシアスの仲間であったリスタルのパートナーポケモン。
第74話にて、亡くなった人物に会えると言い伝えがあるキタカミの里のてらす池に時空を超えて現れたリスタルがテラパゴスを「パゴゴ」と呼び、テラパゴスのトレーナーであったことが明かされた。
また、その際にリスタルが抱いていた赤子はダイアナの母のレイラであり、リコやダイアナがルシアスとリスタルの血筋であるという事実も判明した。第24話の回想においてダイアナが幼少時に自宅の屋根裏でペンダントとルシアスの所持品を発見したのはこのためである。
100年前、パルデアの大穴に入り冒険していたリスタルは、ある一体のテラパゴスと出会い、懐かれてしまった事でその子を「パゴゴ」と名付け、共に外界を旅するようになった。
しかし、珍しいポケモンゆえに悪党に狙われる事も多く、ある時助太刀に入ったルシアス&黒いレックウザと知り合う。
仲間となった2人はポケモン達の楽園・ラクアを目指す冒険に出た。その先々でオリーヴァ達六英雄やギベオンと出会い、ついにラクアに辿り着いた。
しかし、ラクアで発見された未知の物質「ラクリウム」がギベオンの行いにより暴走。ルシアスと六英雄、そしてステラフォルムへ姿を変えたパゴゴはラクリウムを封じることに成功したが、その反動で六英雄は散り散りになり、パゴゴも力を使い果たし宝石へと姿を変え眠りについてしまった。
そして長い時が経ち、リスタルの孫ダイアナの手から子孫であるリコへと渡ったパゴゴは冒険の中でついに覚醒し、現在に至る。
てらす池で100年の時を超えたリスタルとの再会を果たし、一連の経緯も語られるが、池の留まれる時間の限界が来たことで彼女は過去へと帰ってゆき、消える直前にリコへパゴゴを託す。
フリードからモンスターボールを渡されたリコは、悲しむテラパゴスに思いを伝え、それを受け入れ自らボールに入ったことで遂にリコの正式な手持ちとなった。
以降リコもリスタルの思いを継ぎ、テラパゴスを「パゴゴ」と呼ぶようになった。
設定通り戦闘時にはテラスタルフォルムへと変身する。
テラスタルエネルギーの少ない環境ではそれも満足に行えず、初変身時はすぐにエネルギー切れで元に戻ってしまっていたが、六英雄を集める中で徐々に力を取り戻してゆき、黒いレックウザとの決戦で遂に万全なバトルが可能となった。
覚えている使用わざは「テラクラスター」「まもる」「げんしのちから」で、リコはポケモン図鑑のスキャン機能で把握した。
原作同様、伝説の中では戦闘力も一般ポケモンに近い扱いだが、それでも自らのエネルギーをロイのアチゲータに分け与え再テラスタルさせる等、不可思議な力を見せている。
- サトシの旅シリーズを含めれば、アニポケのメインキャラの手持ちポケモンでニックネームが付けられたのは4度目である。主人公が自分の手持ちに付けるのは初(厳密にはひいひいおばあちゃんであるリスタルが付けたのだが)。
- これまで何度か好奇心のままに迷子になるシーン等が描かれていたのだが、これはリスタル達との別れを理解出来ておらず、「リスタルはきっと迎えに来てくれる」という願望からだったのではないかと考察する視聴者もいた。しかし第89話で提示されたのは、ルシアスとの別れになるからこそ最後にラクアで会いたかったというものであり、迷子の描写は特に関係が無かった。要するに単に好奇心旺盛(あるいは親であるリスタルやルシアスに似て冒険者気質)なためだろう。
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