概要
ハリー・ポッターシリーズの登場人物、ドラコ・マルフォイ×ハーマイオニー・グレンジャーの非公式カップリング。
意地悪な御曹司×勝気な才女。王道の少女漫画っぽさがある。
作中描写
作中内では好意を抱く場面はお互いにほぼ皆無であり、「マグル産まれは穢れた血」と信じる純血主義のドラコは嫌悪を示し、ハーマイオニーもそれに対抗するという形でお互いが本気で嫌い合っているとすら言える。
しかし、ハリー・ポッターと秘密の部屋では「ドラコが継承者なのではないか?」という疑問をハリーやロンが抱いた時には、それは無いだろう(ドラコにそんな度胸があるわけがないという意味だが)と否定している。
ハリー・ポッターと炎のゴブレットのダンスパーティーではハーマイオニーの美しいドレス姿に普段嫌味を言っている筈のドラコも思わず言葉を失って見惚れている描写がされていた。
ハリー・ポッターと謎のプリンスではハリーが「ドラコが何か企んでるに違いない」という疑念にかられ、全ての行動を怪しんでいた際にもドラコはしてないと否定していた。(尚、これはドラコの人格を信用してるからとかではなく、ハリーが無闇に疑って暴走するのを止める意味合いの方が強い)
大人になった呪いの子では、子供時代に色々と経験して考えを改めたドラコが純血主義を辞めて改心した事でハーマイオニーたちとの関係も変化していくこととなる。
逆転時計の管理の杜撰さを攻められているハーマイオニーをドラコが庇ったり、息子たちの友情でハリーと揉めている際にはハーマイオニーがドラコの肩を持つ場面がある。
また、子供時代のドラコはハーマイオニーたちに嫌悪を示していたが「本当は君達の友情が羨ましかったんだ」と本心を吐露した。
ハーマイオニーが指揮した時には「彼女に指示をされるのも悪くないな」と喜ぶなど子供時代と打って変わって素直に友好を示しており、和解に至っている。
タラレバになるが、もしもドラコがもっと早くに純血主義を改める事が出来ていれば、素直になれていたならば、二人の関係が大きく違っていた可能性は十分あっただろう。
演じた俳優たちの恋
ハーマイオニー役のエマ・ワトソンがドラコ役のトム・フェルトンに恋をしていたのは有名である。
当時、監督から「自分が思う神様の絵を描きなさい」という課題が出た際にトム・フェルトンが帽子を後ろ向きに被った、スケートボードに乗っている女の子の絵を描いているのをエマが目撃し、そのユニークな感性に恋に落ちたらしい。
また、実はドラコ役のトム・フェルトンもハーマイオニーに恋心を抱いた時期は確かにあった。
しかし、二人とも好きである期間がすれ違っていた為に恋愛関係にはならなかったらしい。それでも二人は恋愛よりももっと深い所で繋がっているソウルメイトであると語っており、今でも親友として仲の良い関係を築いている。
公式CPであるロンハーに拮抗するほど人気があるCPで、原作者がドラコの盲目的なファンに対して苦言を呈したほど。当時は二人の演者が並んだだけで騒ぎ立て、彼らや原作者に直接凸するファンがいた(※海外の話)。
二人の関係は現時点では非常に仲の良い親友同士である。
まあ、二次創作や解釈はファンの自由ではあるが、節度を持って楽しもう。
海外圏ではdramioneとも呼ばれ親しまれている。